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CPAとは?CPO・CPC・ROASとの違いもあわせて解説
CPAとは
CPAとは、Cost Per Acquisitionの頭文字をとったもので、広告の効果をするための指標です。
具体的には、1件のコンバージョン(例:サービスの資料請求、メールマガジンの登録、ネットショッピングでの購買など)を獲得するためにいくらかかったのかということを示しています。
では、CPAはどのようにして求めるのでしょうか。以下で、CPAの求め方について説明します。
CPAの計算方法
CPAは、以下の計算によって求めることができます。
CPA=広告費用÷コンバージョン件数
CPAはコンバージョン1件あたりの広告費用を明らかにするものなので、式は広告費用全体をコンバージョン件数で割ったものになります。
この場合、広告A、Bともに獲得したコンバージョンは5件ずつですが、広告に投じた費用が異なり、CPAの面では広告Aの方が成果を上げていると言えます。
CPAを考える際のポイント
CPAを活用する目的は、広告の費用対効果を確認することです。CPAの値が低ければ、企業にとって少ない広告費でたくさんのコンバージョンを獲得できているということになります。
ただし、ここで注意しなければいけないのが、CPAの数値が全てではないということです。CPAが変動する背景には何があるのかその原因を突き止めることができなければ、計画的な広告の展開は難しくなります。
CPO・CPC・ROASとの違い
CPAと似た用語に、CPO、CPC、ROASといったものがあります。ここではCPAとCPO・CPC・ROASの違いについて説明します。
CPOとは
CPOとはCost Per Orderの略で、注文1件あたりにかかる費用を表す指標です。CPOは、以下の式によって求めることができます。
CPO=広告費÷(商品やサービスなどの)受注件数
CPCとは
CPCとは、Cost Per Clickの略で、クリック1回にかかる費用を表す指標です。ユーザーがブログやWebページに掲載されている広告をクリックして、広告主のページにアクセスした場合、企業は広告のクリックに対して費用を支払うことになります。この1クリックをしてもらうのに、いくらのかかった費用を表すのがCPCです。
ROASとは
ROASとは、Return On Advertising Spendの略であり、広告費用の回収率を表す指標です。ROASは以下の式で求めることができます。
CPA・CPO・CPC・ROASの比較表
ここまで広告効果を測定するための指標として、CPA、CPO、CPC、ROASの4つを紹介してきました。それぞれの特徴を表にまとめるとこのようになります。
各指標は広告の効果を測定するために活用するという点において、それぞれ違いはありません。しかし、各指標の評価の対象は異なるため、指標同士を混同しないように注意しなければいけません。
まとめ
今回はCPAについての紹介と、CPAと混同されがちなCPO、CPC、ROASについても紹介しました。各指標は一見すると似たような指標に見えますが、示すの意味合いは全く別のものです。広告の効果は1つの側面からだけでは正確に評価することはできません。各指標の違いを把握したうえで、それぞれを適切に使い分けるようにしましょう。