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クレジットカードの年齢制限とは?高齢者や学生・未成年の申込条件を解説
クレジットカードは18歳以上から申し込みが可能で、年齢制限の上限は設けていないことが多いです。ただし、一部例外として、「20歳以上」や「39歳以下」などの年齢条件を設けているカードもあるので、申し込み前の確認は必要です。
年齢制限によりクレジットカードを申し込みできない場合は、家族カードの申し込みも検討してみましょう。
【この記事でわかること】
・クレジットカードの年齢制限
・年代別のクレジットカード所有率
・年齢制限の上限がないセゾンカード
Contents
記事のもくじ
クレジットカードは18歳から申し込みできる
クレジットカードは18歳以上で申し込み可能です。
改正民法施行が施行される以前は、成人年齢が20歳とされていたため、18歳・19歳のクレジットカード申し込みには保護者の同意が必要でした。しかし、2022年4月の成人年齢引き下げに伴い、18歳・19歳でも保護者の同意なくクレジットカードを契約できるようになったのです。
ただし、一般的には18歳以上でも高校生の場合はクレジットカードを発行することができません。申し込み条件で「高校生は対象外」とするカード会社が多いためです。
なお、セゾンカードの場合は一部のカードを除いて高校卒業予定の3年生の方を対象に、卒業直前の2月~3月に一足早くクレジットカードの入会を受け付けています。
関連:成人年齢が18歳になったらできること・20歳にならないとできないことを紹介
関連:18歳から発行できるクレジットカードを紹介!選び方・作成方法を解説【大学生向け】
クレジットカードによっては20歳からなど申込条件がある
例外として、年齢条件を「20歳から」「25歳から」としているクレジットカードも存在します。申込条件が「20歳~29歳まで」の20代限定のカードや、「39歳まで」などの年齢上限を設けているカードもあります。
これらのカードは、若年層に特化したサービスや特典などを設けていることが多いです。ただし、学生は申し込み対象とならない場合もあるので、申し込みの際は条件をしっかり確認してみましょう。
関連:初めてクレジットカードを持つ際の選び方を徹底解説!おすすめのカードも紹介
クレジットカードには年齢制限の上限がないものが多い
クレジットカードは、年齢制限の上限は設けていないものが多いです。そのため、18歳以上であれば何歳からでも新規でクレジットカードを申し込めます。
キャッシュレス決済への関心がある高齢者も、申し込みが可能です。今からでもクレジットカードの持つことで、ポイントを貯められたり、特典を利用できたりなどのメリットを得られます。
ただし、一部「39歳まで」「69歳まで」などの年齢上限を設けていることもあるので、条件を確認したうえで申し込みするクレジットカードを選びましょう。
関連:高齢者でもクレジットカードは作れる!選び方やおすすめのクレジットカードを紹介
高齢者でも年金受給者・アルバイトの方はクレジットカードに申し込める
クレジットカードは年齢条件だけでなく、収入の有無に関する条件を設けていることがあります。
多くのクレジットカードは、「安定した継続収入があること」を申し込み条件として設定しています。高齢者でも、年金を受給している方や、アルバイトやパート、契約社員、派遣社員として働いている方も申し込み資格となるので、クレジットカードの発行は可能です。
クレジットカードの更新にも年齢制限はない
クレジットカードには有効期限が設けられており、有効期限が近づいてきたら、新しいクレジットカードが自宅に届きます。クレジットカードの更新においても年齢制限はないため、高齢者でもクレジットカードを所有し続けることが可能です。
ただし、利用代金の未払いや滞納など、クレジットカードを利用するうえでトラブルがあった場合は、更新が拒否される可能性があります。
監修者
監修者 高柳氏のコメント
クレジットカードは18歳以上であれば両親の同意なく申し込むことができ、一部カードを除いて年齢制限なく更新し続けることができます。一度作ったクレジットカードを生涯利用することも可能なので、年会費やポイント還元率、付帯保険など、ご自身の希望やライフスタイルに合ったカードを選択しましょう。例えばセゾンカードは高校卒業予定の3年生でもカードを作成でき、年齢上限なく生涯持ち続けることができます。有効期限のない永久不滅ポイントをずっと貯め続けられます。
【年代別】クレジットカードの所有率
株式会社JCB(ジェーシービー)が公表している「クレジットカードに関する総合調査(2022年度版)」によると、全体のクレジットカード所有率は85.7%で、年代別のカード所有率は次のとおりです。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
20代 | 74.2% | 79.8% |
30代 | 79.9% | 85.0% |
40代 | 84.5% | 89.7% |
50代 | 87.0% | 90.9% |
60代 | 94.0% | 93.0% |
特に60代のクレジットカード所有率は、男性は94%、女性は93%と高い割合となっています。
クレジットカードは、スーパーやドラッグストアなどの日常的な買物に利用できるだけでなく、宿泊費や交通費などにも利用できるので旅行の際も便利です。高齢者でも1枚あるとさまざまな場所やシーンで活用できるでしょう。
関連:60歳以上でもクレジットカードは作れる?カードの選び方や注意点を解説!
年齢条件を満たしていてもクレジットカードの審査に通過できない理由
年齢などの申込条件を満たしていても、クレジットカードの審査に通過しない場合があります。
クレジットカードの審査基準はカード会社により異なり、その内容は公開されていません。そのため、審査に通過しない理由を申込者が知ることは難しいのが現状です。
考えられる理由として、次の3点が挙げられます。
カード会社が定める審査基準を満たしていなかった
クレジットカード会社の公式ウェブサイトには申込条件が記載されていますが、公表されている以外にも独自の審査基準を設けている場合があります。審査では、年齢などの条件に加えて、申し込み時に入力した年収、勤務先、雇用形態、勤続年数などの情報も確認されます。
これらの条件が審査基準に満たなかった場合、クレジットカードが発行されません。そのため、審査に通過しない原因として考えられます。
過去にクレジットカードやローンの支払い・返済に遅れたことがある
過去にクレジットカードの支払いが遅れたり、カードローンやキャッシングサービスを含む各種ローンの返済に遅れたりした経験は、クレジットカードの審査に影響します。
支払いや返済の遅延は、信用情報に「完済してから5年間」は記録されるため、その期間内は審査に不利な影響を及ぼす可能性があります。信用情報とは、クレジットカードや各種ローンの取引に関する情報です。
すでにローンを完済している場合も記録は残ります。審査に通過しなかった場合は、過去5年間に支払いや返済に遅れた経験があるか振り返ってみましょう。
申込内容に誤りがあった
クレジットカード申し込み時に提供する情報に誤りがあると、故意に誤った情報を入力した場合はもちろん、無意識に間違えた場合も、審査結果に影響する可能性があります。
特に勤務先の住所や電話番号などの間違いやすい情報は、申し込み前に再確認することが重要です。個人情報や収入情報などの項目も、誤りがないようきちんと調べたうえで申し込みましょう。
関連:クレジットカードの審査ではなにをチェックされる?必要書類や審査の流れを解説
年齢制限でクレジットカードが持てない方は家族カードがおすすめ
年齢制限でクレジットカードを所有できない場合の手段として、家族カード(ファミリーカード)を作成する方法があります。
家族カードとは、クレジットカードの本会員が所有するカードに関連して家族が申し込める追加カードです。本会員と同じカードを追加で発行でき、本会員と同様の特典やサービスを利用できます。
本会員と生計をともにする18歳以上(※)の家族であれば、家族カードの申し込みができます。セゾンカードの場合は、別姓でも家族カードの申し込みが可能です。
(※)海外留学などの事情で18歳未満でも申し込める場合があります。
家族カードの審査対象は本会員であるため、実際に家族カードを利用する方は審査対象となりません。年齢制限により申し込めない方や、審査に通過できなかった方は検討してみましょう。
セゾンカードの家族カードについてはこちら
関連:クレジットカードの家族カード(ファミリーカード)とは?発行するメリットや注意点を紹介
年齢制限の上限がなく申し込めるセゾンカード
セゾンカードには、18歳以上が申し込みでき、年齢制限の上限がないカードも存在します。ここでは、60歳以上など、高齢の方でも申し込みできるセゾンカードを紹介します。
関連:クレジットカードの作り方をご紹介!必要なもの・発行までの流れや注意点について解説
ポイントをたくさん貯めたい方に!「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード Digital」
「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード Digital」は、お申し込み開始から、最短5分でアプリ上にカード番号が発行され、ネットショッピングや電子マネー決済などで利用できるデジタルカードです。
申し込み条件は「18歳以上の連絡可能な方」で年齢上限はないため、60歳以上の方でも申し込み可能です。
年会費は初年度無料、翌年以降は1,100円(税込)ですが、年1回以上ショッピング利用をすると翌年度も無料になります。
国際ブランドはAmerican Expressです。対象のスーパーやドラッグストアで利用することでキャッシュバックを受けられる「セゾン・アメックス・キャッシュバック」にも参加できます。
QUICPay™(クイックペイ)の利用でポイント還元率最大2.0%!
「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード Digital」では、QUICPayでの還元率がアップすることも魅力です。QUICPayとは、Apple Payや Google Pay にセゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードを設定して、スマートフォンをかざして決済するものです。
QUICPay加盟店で、「Apple Pay」、 「 Google Pay 」、「セゾンQUICPay」のいずれかを使って買物をすると、最大2%相当の永久不滅ポイントが貯まります(※)。
(※)適用には、諸条件があります。詳細はカードの申込みページをご確認ください。
ガソリンスタンド、コンビニ、スーパー、ドラッグストアなど、さまざまな店舗で利用できます。
安心な補償や便利なサービスが豊富「セゾンカードインターナショナル 」
「セゾンカードインターナショナル」は年会費無料で利用できるクレジットカードです。申し込み資格は「18歳以上の連絡可能な方」のため、年齢制限の上限はありません。
セゾンカードインターナショナルを利用すると、有効期限なしの永久不滅ポイントが貯まります。1,000円(税込)につき1ポイント獲得でき、1ポイントあたり最大5円相当(※1)として利用できます。(※2)
(※1)ポイント交換先により異なります。
(※1)1ポイント最大5円相当のアイテムと交換した場合となります。
(※2)一部還元率の異なるサービスおよび加盟店がございます。
また、カード不正利用補償(オンライン・プロテクション)が付帯しているので、万一不正使用された際は補償を受けられます。(※3)
(※3)補償を受けるには、以下条件があります。
・当社が実施する調査で不正利用による被害が確認できること
・当社に連絡した日を含めて61日前までさかのぼったご利用分
なお、セゾンカードインターナショナルでは家族カードの発行も可能です。家族カードは、年会費無料で本会員とほぼ同様のサービスを受けられます。
国際ブランドは、VISA / Mastercard(R) / JCBの3種類から選択可能です。すでにクレジットカードを所有している場合は、異なる国際ブランドを選ぶのがおすすめです。
クレジットカードの年齢制限に関するよくあるご質問
クレジットカードは何歳から申し込めますか?
18歳以上から申し込み可能です。ただし、カードによっては「20歳から」「25歳から」などの年齢条件を設けているものもあります。
クレジットカードを所有するにあたり年齢の上限はありますか?
年齢制限の上限は設けられていないものが多いですが、一部「20代限定」「39歳まで」などの年齢制限を設けているカードも存在します。
年齢上限は各クレジットカードの公式ウェブサイトに記載されているので、申し込み前に確認しておきましょう。
高校生や未成年でもクレジットカードを持てますか?
高校生の場合、18歳であっても申し込みできないケースが多いです。未成年者(18歳未満)は、一般的にクレジットカードを申し込むことができません。
セゾンカードの場合は、卒業予定の高校3年生は申し込みが可能です。
高齢者がクレジットカードを使ううえで注意点はありますか?
高齢者がクレジットカードを使う場合、次の3つに注意しましょう。
● クレジットカードを使い過ぎない
● 紛失・盗難に注意する
● 暗証番号を忘れない
クレジットカードは何歳まで更新できますか?
クレジットカードの更新に関する年齢制限は設けていないため、年齢が原因で更新できないことはありません。
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(※)Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、【Apple Watch、iPad、iPhone、Mac、Safari、Touch ID、Face ID】は、Apple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
(※) Google Pay 、Google Pay ロゴ、Google Play 、Google ロゴ、Android はGoogle LLC の商標です。
(※)「QUICPay」「QUICPay+」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。
(※) Google Pay は、おサイフケータイ(R) アプリ(6.1.5以上)対応かつAndroid5.0以上のデバイスで利用できます。
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監修者
氏名:高柳 政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級
一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。