ポイントや食事券など有効期限が設けられているサービスはさまざまありますが、クレジットカードもその1つです。すべてのクレジットカードには、カードとしての機能を利用できる有効期限が設定されています。

有効期限が切れると、クレジットカードは使えません。続けて同じカードを使うためには、期限が切れる前に更新をする必要があります。

クレジットカードの有効期限はカード会社やカードの種類によっても異なりますが、一般的には3年〜5年の期限が設定されるケースが多いです。

また、新規でカードを発行する場合は、1年程度の短い期限が設定されることもあります。

クレジットカードの有効期限は、カードの券面に記載されている「〇〇/〇〇」という表記を見ることで確認できます。

「〇〇/〇〇」の表記は、そのクレジットカードの有効期限を示したものです。〇〇部分には数字が記載されており、左側が月、右側が年表記となっています。

例えば「03/25」と記入してあれば、それは「2025年3月」が有効期限であることを意味しています。カード会社によっては、月と年を「-(ハイフン)」で切っているものもありますが、意味は同じです。

また、有効期限が英語で表記されているケースもあります。この場合、「GOOD THRU」または「VALID THRU」と表記されている部分の数字が有効期限です。

なお、クレジットカードの期限日はその月の最終日です。例えば、有効期限が「2025年3月」なら、2025年3月31日いっぱいまでクレジットカードを利用できます。

クレジットカードを利用する際、「わざわざ有効期限を確認しながら使うのが面倒」と感じることもあるでしょう。

しかし、安全にクレジットカードを利用するためにも、有効期限は必要な要素です。以下でクレジットカードに有効期限が設定されている具体的な理由をご紹介します。

クレジットカードは、主に硬質プラスチックを素材に作られています。一見すると硬くて頑丈そうに思えますが、プラスチックである以上劣化は避けられません。頻繁に使うほど素材が劣化し、強い衝撃が加わると破損する場合もあります。

また、カード情報を識別する裏面の磁気テープ(磁気ストラップ)部分やICチップ部分なども、長期間利用し続けていると劣化や故障のリスクが高まります。

このようにカードの劣化が原因で生じるトラブルを防ぐためにも、各カード会社では有効期限を設ける形で定期的に新しいクレジットカードを提供しています。

クレジットカードに関する犯罪は年々巧妙化しています。カード会社としては万全の対策を講じていますが、それでも現在の防犯技術が数年後に通用するとは限りません。古いカードのままでは、最新の犯罪手口に対応しきれない可能性もあるでしょう。

そこで、各カード会社ではクレジットカードに有効期限を設け、最新の防犯技術を備えたカードを提供しています。

また、有効期限が切れたカードは自動的に利用できなくなる仕組みになっています。この仕組みにより、古いカードを紛失した際に生じる不正利用のリスクを軽減できます。

クレジットカードの審査は、申し込み時の経済状況などを参考に行われます。

しかし、発行からある程度の時間が経過したあとも、申し込み時と同じ経済状況でいるとは限りません。例えば、申し込み時よりも収入が大幅に上がった、または申し込み時よりも経済的に厳しい状況に置かれている場合もあるでしょう。

このように利用者の状況は時間の経過で変化する可能性があるため、カード会社では定期的に再審査を行っています。再審査を行うことで、カードを更新しても問題ないかどうか、更新時にカードのグレードを上げて良いかどうかなどの判断をしています。

クレジットカードは自動更新となっているため、更新をするために手続きを行う必要はありません。通常であれば、有効期限の1ヵ月ほど前に新しいクレジットカードが郵送されます。

更新のタイミングで発行される新しいクレジットカードは、簡易書留で発送されるのが一般的です。基本的には対面での受け渡しとなり、不在時には不在票がポストに入ります。郵便局や配送会社での保管期間が過ぎてしまった場合はカード会社へ返送されてしまうので、早めに受け取りましょう。

なお、クレジットカードが送付されるのは、カード会社に申告してある住所となります。引っ越しなどを理由に現住所と申告した住所が異なっていると、発送されたクレジットカードは転送されずにカード会社に返送されるので注意してください。

ちなみに、新しいクレジットカードがカード会社に返送された場合は、カード会社に問い合わせることで再送の手続きを行えます。

新しいクレジットカードが届いたら、古いカードは実質的に不要になります。有効期限を過ぎるまでは利用できますが、利用間違いがないように、新しいカードが到着した時点で古いカードは廃棄しましょう。

ただし、有効期限切れでもクレジットカードにはカード番号や氏名などの個人情報が記載されています。不正利用や個人情報の悪用を防ぐためにも、以下の情報がわからなくなるまで、ハサミを入れて切り刻みましょう。

・氏名(表面)
・カード番号(表面)
・有効期限(月/年)(表面)
・セキュリティコード(裏面にある3桁または4桁の番号)
・サイン(裏面)
・磁気テープ(裏面)
・ICチップ(表面)

クレジットカードの有効期限が切れたとき、カードでの支払いはどう対応したら良いのでしょうか。以下では、クレジットカードの有効期限と支払いに関する内容を紹介します。

先述のように、クレジットカードは有効期限が切れると店舗やネットでの支払いに利用できなくなります。

ただし、通常、有効期限の1ヵ月ほど前に新しいカードがご自宅へ郵送されます。旧カードは利用できなくなりますが、新しいカードで店舗やネットでの支払いが可能です。

注意したいのは、定期的な支払いでクレジットカードを利用している場合です。例えば、クレジットカードは以下の定期的な料金支払いに利用できます。

・電気料金
・ガス料金
・水道料金
・スマホや携帯電話などの通信料金
・自動車保険や火災保険などの保険料
・サブスクリプションサービスの料金

クレジットカードが自動更新された場合、カード番号や名義などは変更されません。一方、有効期限やセキュリティコードは変更されます。

カード会社から上記のサービス会社へ更新された情報が連携される場合もありますが、更新手続きが必要なケースもあります。カードが更新された際は、各サービス会社で更新手続きが必要か確認しておきましょう。

そのほかの注意点には、インターネットでのカード決済が挙げられます。近年、インターネットサービスのなかには、カード情報を一度登録するとその情報が引き継がれ、再びカード決済をするときに再入力しなくても支払いが可能なサービスが提供されています。

上記のサービスは、カード情報を入力する手間が省けてとても便利です。ただし、カード更新後は、登録したカード情報の有効期限を変更する必要があります。

また、旧カードで旅行パックやホテルをカード決済し、実際に利用する前にカードを更新した場合にも注意が必要です。

旅行代理店やホテルですでにカード決済が完了していれば問題ありません。ただし、決済が完了する前に有効期限が切れた場合、再度新しい有効期限のカード情報を求められる可能性があります。

更新時に新しいクレジットカードが届いたあとは、下記の3つを行いましょう。

・クレジットカードの記載内容・利用条件を確認する
・カード署名欄にサインをする
・クレジットカード払いにしている各種公共料金などの更新をする

クレジットカードが届いた時点で上記3つを行っておけば、カードの更新に伴う決済・利用に関するトラブルを防ぎやすくなります。以下で詳しい内容を順番にご紹介します。

新しいクレジットカードが届いたあとは、まず券面に記載されている名前、有効期限などの内容を確認してください。万一券面に記載された内容に誤りがあると、今後の決済時のトラブルにつながる可能性があります。

また、ご利用可能枠をはじめとしたカードの利用条件も併せて確認します。今までと同じ使い方で問題ないかどうか、契約内容をとおしてチェックしましょう。

カード会社にもよりますが、クレジットカードにサインがないと紛失・盗難補償が適用されない場合があります。また、サインが入っていないクレジットカードを紛失してしまうと、不正利用のリスクが高まってしまいます。

そのため、クレジットカードの確認が済んだあとは、カード裏面の署名欄に必ずサインをしましょう。サインは水性のペンだと文字が滲んでしまう可能性があるので、油性のペンで行うことをおすすめします。

なお、一部のカードでは、更新時に署名欄のないサインパネルレスカードが届く場合があります。サインパネルレスカードはサイン不要です。署名欄のサインがなくても問題なくカード決済ができ、盗難・紛失時の不正使用に対する補償も適用されます。

各種公共料金やサブスクサービスなどをクレジットカードで支払っている場合は、支払い先に登録しているカード情報を更新しましょう。

登録している情報を更新し忘れてしまうと引き落としの手続きが上手くいかず、支払いの延滞につながってしまうので注意してください。

なお、支払い先に登録しているカード情報は、多くの場合インターネットから手続きを行うことで変更可能です。変更方法がわからない場合は、支払先の事業者に問い合わせると良いでしょう。

状況によっては、更新のタイミングが迫っているにもかかわらず新しいクレジットカードが届かないこともあります。新しいクレジットカードが届かない理由として考えられるのは下記の3つです。

引っ越して住所変更をしていなかった
再審査で通過できていなかった
長期間クレジットカードを利用していなかった

以下でそれぞれの理由について解説します。

先述したように、新しいクレジットカードの郵送先はカード会社に届け出ている住所です。そのため、引っ越しの際にカード会社に新しい住所を伝えていないと、更新時にクレジットカードが届きません。

なお、現住所とカード会社に届け出ている住所が違う場合、更新時に郵送されたクレジットカードはカード会社に返送されます。住所の関係でクレジットカードを受け取れなかった方は、カード会社に連絡して再送の手続きを進めてもらいましょう。

カード会社が再審査を行う際、過去の延滞や環境の変化などが原因で「クレジットカードの継続利用が難しい」と判断されると、更新時にカードが届かない可能性があります。

審査に関する通知を受け取っていない場合は、カード会社に状況を確認してみると良いでしょう。

カード会社にもよりますが、長期間クレジットカードを利用していないと自動更新がされなくなる場合があります。「数年間で1回しかカードを使っていない、でもカード自体は必要だ」という方は、この機会にカードを利用する回数を増やすと良いでしょう。

長期間利用できるクレジットカードを探している方には、株式会社クレディセゾン発行のセゾンカードがおすすめです。

セゾンカードは、有効期限がない「永久不滅ポイント」を貯められるのが特長です。永久不滅ポイントは期限切れの心配をする必要がないため、長期間でもストレスなく利用できます。また、カードの更新時にポイントが失効してしまうこともなく、自身のペースでポイントを貯められます。

貯まった永久不滅ポイントは、2万点以上の人気アイテムが出品中のセゾンの総合通販サイト「STOREE SAISON(ストーリーセゾン)」で利用できます。このほか、カードの支払いに充当することも可能です。

また、各カードには日常生活で役立つ多彩な特典が付帯しています。以下ではおすすめのセゾンカードを2枚ご紹介するので、ぜひご検討ください。

SSAISON CARD Digitalは、お申し込み開始から最短5分で発行できる年会費無料のデジタルカードです。デジタルカードはクレディセゾン公式スマートフォンアプリ「セゾンPortal」に発行され、すぐにオンラインショップでご利用いただけます。

デジタルカードの発行後は、カード番号の記載がない完全ナンバーレスカードをお届けします。完全ナンバーレスカードはタッチ決済に対応しており、より快適にお買物を楽しめます。

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「セゾンカードインターナショナル」は、オンラインでの申し込み後、セゾンカウンターでの受け取りで最短即日発行が可能な年会費無料のカードです。ETCカードも年会費無料で利用できます。国際ブランドは、Visa、Mastercard(R)、JCBから選択可能です。

また、カードの利用金額1,000円(税込)ごとに永久不滅ポイントが1ポイント(最大5円相当(※))が貯まります。

即日でプラスチックカードを利用したい方、スタンダードなクレジットカードを希望する方に、おすすめのカードです。

※交換商品によっては、1ポイントの価値は5円未満になります。

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セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード Digitalは、使い勝手の良さが魅力的なクレジットカードです。初年度年会費無料、2年目以降1,100円(税込)、年に1円以上の利用で翌年度も無料で利用できます。

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以下ではクレジットカードの有効期限についてよくある質問を紹介します。

クレジットカードの有効期限は、3年〜5年の期限が設定されるケースが多いです。また、新規でカードを発行する場合は、1年程度の短めな期限が設定されることもあります。

カードの更新手続きは原則として必要ありません。通常、有効期限の1ヵ月ほど前に新しいクレジットカードが届きます。

更新の時期に新しいクレジットカードが届かない理由としては、下記の3つが考えられます。

・引っ越して住所変更をしていなかった
・再審査で通過できていなかった
・長期間クレジットカードを利用していなかった

クレジットカードが届かない場合は、カード会社に連絡して状況を把握すると良いでしょう。

有効期限満了時の更新でカード番号は変更されません。ただし、セキュリティコードは変更となる場合があり、有効期限は新しい期日へと変更されます。

クレジットカードは基本的に自動更新なので、有効期限を常に意識する必要はありません。ただし、住所変更の手続きを忘れていたり、長期間カードの利用がなかったりすると、自動更新がされない場合もあるので気をつけましょう。

また、更新時に新しくクレジットカードが届いた際は、カード情報を確認したうえでサインを記入し、カードの利用に備えましょう。特にサインの記入は忘れやすいポイントなので、注意してください。