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クレジットカードは本人以外の利用はNG!リスクや対処法とともに解説
クレジットカードは、原則、本人以外の利用が認められていないことをご存じでしょうか。クレジットカードを貸すなどして、本人以外がカードを利用した場合は契約違反となり、本来受けられる補償が受けられないなどのリスクが生じる可能性もあります。
今回は、クレジットカードを本人以外が利用できない理由や本人以外が利用するとどうなるのかを解説します。
また、家族カード(ファミリーカード)の発行を検討している方におすすめのクレジットカードも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
Contents
記事のもくじ
クレジットカードを本人以外が利用するのはNG
一般的にクレジットカードは、申込者本人とカード会社との契約になるため、本人以外の利用はできません。
また、クレジットカードの所有権はカード保有者にあるわけではなく、カード会社にあります。
実際に、どのカード会社でもクレジットカードの利用規約(約款)に「本人以外の利用を禁止」、「クレジットカードはカード会社に所有権がある」などと明記されていることがほとんどです。
例えば、セゾンカードの場合であれば、セゾンカード規約(第1章、第2条)に以下が明記されています。
第2条(カードの貸与) (2)カード及びカード情報は、会員本人に限って利用できるものであり、会員は、カードを貸与、預託、譲渡、又は質入その他の担保利用などをすることはできません。また、カード情報を会員以外の者に使用させたり提供したりすることもできません。 |
つまり、クレジットカードの利用は、友人、知人はもちろん、家族であってもNGとなります。カード契約者本人がしっかりと管理する必要があるので、安易にカードを貸すようなことがないようにしてください。
クレジットカードを本人以外が利用する場合のリスク
クレジットカードを本人以外が利用した場合は契約に違反することになるため、本来受けられる補償などを受けられなくなる可能性があります。
一般的に、クレジットカードには紛失や盗難によって不正利用された損害額を補償してくれる保険が付帯していますが、この保険は、カード会社が調査を行い、明らかな不正利用が認められたときのみに適用されます。
クレジットカードを貸した場合はもちろん、カードの管理が不十分である場合も、保険の適用外となる可能性が高くなるので、基本的に補償を受けることが難しくなることを覚えておきましょう。
金銭トラブルなどに発展する可能性もあるため、どのような理由であってもクレジットカードを貸すことはせずに、カードの管理をしっかりと行うことを心がけましょう。
ちなみに、クレジットカードの管理をしっかりと行い、カード会社が会員に故意または過失がないと判断した場合は、不正利用による損害額の補償を受けられる可能性が高いです。
万一、紛失や盗難などによる不正利用に気がついた場合は、すぐにカード会社に連絡しましょう。
家族がクレジットカードを利用した場合は?
家庭を持っている方などの場合は、家族がクレジットカードを利用していたというケースも考えられます。
例えば、家族でパソコンを共有している場合など、クレジットカードの情報を記憶させてしまうと、ネットショッピングの際に家族がクレジットカードを利用したという可能性もあります。
そのほか、カード会員本人の承諾を得て、配偶者の方がスーパーマーケットでお買物をするケースも考えられます。
上記のように家族がクレジットカードを利用した場合であっても、本人以外がカードを利用したことになるので、契約違反になります。このようなケースでもカード会社に返金を求めることは基本的に難しくなりますので、覚えておきましょう。
家族が勝手にクレジットカードを利用するのを防ぐには?
クレジットカードは、家族であっても本人以外の利用がNGとなるため、カードはしっかりと管理する必要があります。
家族がクレジットカードを使うのを防ぐためには、主に下記のような対処法があります。
・暗証番号を教えない
・カードは家族が手の届く場所に置かない
・カードは常に持ち歩き、管理する
・利用明細を定期的に確認する
基本的なことではありますが、家族であってもクレジットカードは貸さない、カードの情報は教えないということを心がけましょう。
最近では券面にカード番号などの記載がないナンバーレスのクレジットカードも多くなっています。ナンバーレスカードであれば、第三者からカード番号などが知られる心配が少なくなります。
セゾンカードでもナンバーレスカードがあり、券面にカード番号の記載がないため、安心して利用できます。カード番号は、クレディセゾン公式スマートフォンアプリの「セゾンPortal」で確認ができます。
家族内でクレジットカードを利用したいなら家族カード(ファミリーカード)がおすすめ
クレジットカードは、本人以外の利用がNGとされているため、家族であっても貸すことはできません。そのため、家族内でクレジットカードを使いたいのであれば、家族カード(ファミリーカード)の発行をおすすめします。
家族カード(ファミリーカード)であれば、利用規約に違反することなく家族もクレジットカードを利用できますし、下記のようなメリットもありますので、覚えておきましょう。
・家族カードでもポイントが本会員と同様に貯まり、ポイントは本会員と合算されるため、貯まりやすい
・家族カードの利用明細、カード利用分の引き落としは本会員に一本化されているため、家族のカード利用状況を把握できる
・本会員とほぼ同等のサービス(一部利用できないサービスもあります)を受けられる
以下では、家族カード(ファミリーカード)が発行できる対象や作り方を解説します。
家族カード(ファミリーカード)の申込対象
家族カード(ファミリーカード)の申込対象はカード会社で違いはありますが、カードを持っている方の18歳以上の家族が一般的です。
例えばセゾンカードの場合、「本会員様と生計をともにする、18歳以上の同姓のご家族の方」が家族カード(ファミリーカード)の対象となります。
同じご家族でも、18歳未満の未成年の方は対象とならない点に注意しましょう。
家族カード(ファミリーカード)の作り方
家族カード(ファミリーカード)を作る場合は、各カード会社の窓口で申し込みましょう。カード会社により、会員サイトや電話などの窓口が用意されています。
例えばセゾンカードでは、セゾンインターネットサービス「Netアンサー」や電話での申し込みが可能です。Netアンサーでの手続きの方法は以下のとおりです。
1.Netアンサーにログインする
2.メニューの「クレジットカード」から「各種サービス・キャンペーン」へ進む
3.「家族・追加カード」を選択する
4.注意事項を読み、必要事項を入力する
家族カード(ファミリーカード)を利用できるおすすめのクレジットカード
セゾンカードでは、家族カード(ファミリーカード)を利用できるクレジットカードを提供しています。なかでも、以下の2枚はおすすめのカードです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは家族カード(ファミリーカード)の年会費が無料のカードです。本会員は初年度無料、通常1,100円(税込)となりますが、1年に1円以上のカード利用で翌年度の年会費が無料になります。
QUICPay™(クイックペイ)の利用で最大2%相当の永久不滅ポイントが還元される(※)など、ポイントを効率的にためたい方におすすめのカードです。
>>詳細はこちら
(※)ご利用金額が年間合計30万円(税込)に達する引落月までが対象となります。
(※)永久不滅ポイントは通常1,000円(税込)のご利用毎に1ポイント貯まります。
(※)1ポイント最大5円相当のアイテムと交換の場合となります。
(※)交換商品によっては、1ポイントの価値は5円未満になります。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナルは家族カード(ファミリーカード)の年会費が無料のカードです。本会員の年会費も無料で、年会費をかけたくない方におすすめのクレジットカードとなっています。
>>詳細はこちら
クレジットカードの本人以外の利用についてのまとめ
クレジットカードは、本人以外の利用がNGとされているので、カードの管理はカード契約者がしっかりと行う必要があります。
本人以外がクレジットカードを利用した場合は、契約違反となってしまうため、本来受けられる補償などを受けられなくなってしまう可能性が高くなるので、注意しましょう。
また、家族内でクレジットカードを利用したいときは、家族カード(ファミリーカード)の発行がおすすめです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードやセゾンカードインターナショナルであれば、家族カード(ファミリーカード)が年会費無料で利用できるため、家族カード(ファミリーカード)の発行を考えている方は、ご検討してみてはいかがでしょうか。
(※)「QUICPay」「QUICPay+」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。