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クレジットカードでモバイルSuicaにチャージする方法を画像付きで解説。メリットや注意点とは
JR東日本の交通系ICカード「Suica」は、クレジットカードによるチャージ(入金)や定期券の購入が可能です。クレジットカードを使えばスムーズにチャージできるだけでなく、効率よくポイントを貯められるメリットがあります。
モバイルSuicaとカードタイプのSuicaではクレジットカードでのチャージ方法が異なるので、それぞれ正しく理解しておきましょう。
【この記事でわかること】
・クレジットカードでSuicaにチャージする方法
・クレジットカードでSuicaにチャージするメリット
・クレジットカードでSuicaにチャージする際の注意点
Contents
記事のもくじ
クレジットカードでSuicaにチャージする方法
JR東日本のICカード「Suica」には、「モバイルSuica」と「カードタイプ」の2種類があり、それぞれ入金手段と使用できるクレジットカードが異なります。その他、スマートフォン端末別の決済アプリに登録したクレジットカードでチャージすることも可能です。
タイプ | 入金手段 | 使用できるクレジットカード |
---|---|---|
モバイルSuica | モバイルSuicaアプリ | モバイルSuicaアプリに登録したクレジットカードでチャージ |
カードタイプ | 「VIEW ALTTE」 (ビューアルッテ) |
ビューカードのみ |
多機能券売機 | JR東日本が指定する 一部のクレジットカードによるチャージ(※) |
|
端末別のアプリ | Apple Pay | Apple Payに設定したクレジットカードでチャージ |
Google Pay | Google Pay に登録したクレジットカードでチャージ |
【モバイルSuica】登録したクレジットカードからチャージする
モバイルSuicaをご利用の場合、モバイルSuicaアプリまたはApple Pay、 Google Pay にチャージ用のクレジットカードを設定しておく必要があります。
モバイルSuicaアプリに登録できるクレジットカードは、ビューカード(JR東日本グループのクレジットカード)、JR東海エクスプレス・カードの他、以下の国際ブランドに対応しています(※)。
● JCB
● VISA
● Mastercard
● American Express
● Diners Club
(※)海外で発行されたクレジットカード、およびブランドデビットカード・プリペイドカード等は、原則として登録できません。
クレジットカードの登録が完了したら、モバイルSuicaに入金できるようになります。
入金手順
2. トップページで「入金(チャージ)」を選択
3. 入金(チャージ)する金額を選択
4. 「クレジットカードのブランド・カード番号下4桁」のボタンを選択
5. 金額を確認し「入金(チャージ)」を選択
【カードタイプ】入金場所によって使えるカードが異なる
カードタイプのSuicaの場合は、入金場所によって使用できるクレジットカードが異なります。入金場所の多くは「ビューカード」のみのチャージに対応しています。
多機能券売機
多機能券売機とは、切符やカードタイプのSuicaを購入できる駅構内に設置された黒色の券売機のことです。Suicaの購入・チャージには現金とクレジットカードが使用できます。
多機能券売機の画面に従って操作して、希望する入金額を選択し、クレジットカードまたは現金で支払います。
VIEW ALTTE(ビューアルッテ)
VIEW ALTTE(ビューアルッテ)は、株式会社ビューカードがJR東日本の駅構内に設置しているATMです。提携銀行の預貯金引き出しや残高照会、ビューカードの各種サービスに利用できるほか、カードタイプのSuicaへのチャージにも対応しています。
ただし、VIEW ALTTEでのチャージに対応しているのは、ビューカードのみであり、ビューカード以外のクレジットカードは対応していません。
Suica付きビューカード、もしくはビューカードとリンク設定済のSuicaの場合は、JRE POINTポイントを使ってSuicaにチャージすることも可能です。
Suica定期券の購入時
Suicaの定期券は、JR東日本の駅の指定席券売機(みどりの券売機)、多機能券売機、みどりの窓口で新規・継続購入が可能です。
ただし、多機能券売機で購入する際に、同時にチャージする場合に限りクレジットカードでのチャージができます。
【端末別アプリ】登録したクレジットカードからチャージ
Suicaは、iPhoneや Android(TM) に設定しチャージすることも可能です。スマートフォンでSuicaを発行するので、カードタイプのSuicaは不要です。チャージには、ビューカード以外のクレジットカードも対応しています。
iPhoneでチャージする方法
iPhoneのWallet(※)に設定したSuicaにチャージする手順は以下のとおりです。
2. 入金(チャージ)するSuicaを選択
3. 「チャージ」を選択
4. 金額を設定して「チャージ」を選択
5. 決済に使用するクレジットカードを選択
6. Touch ID / Face IDまたはパスコードで認証
Android でチャージする方法
Googleアカウントに設定したクレジットカードでチャージをする手順は以下のとおりです。
2. Suicaを選択し、規約・特約に同意のうえ「同意する」を選択
3. 「OK」を押すとモバイルSuicaが Google Pay に追加される
4. 「チャージ」を押すとGoogleアカウントに登録のクレジットカードでチャージが可能
クレジットカードでSuicaにチャージするメリット
クレジットカードでSuicaにチャージすると、以下のようなメリットが得られます。
利用代金に応じてクレジットカードのポイントが貯まる
クレジットカードは、利用代金に応じてクレジットカード会社のポイントが貯まるので、現金でのチャージと比べてお得です。貯めたポイントの使い道はカードの種類によって異なりますが、キャッシュバックや電子マネーへの交換など、さまざまな活用ができます。
SuicaへのチャージやSuica定期券の購入では、まとまった金額を支払うため、クレジットカードを使うことで、効率よくポイントを貯められます。
関連:クレジットカードのポイントの使い方を徹底解説!還元率が高いおすすめのカードを紹介
モバイルSuicaならJRE POINTも獲得できる
JRE POINTとは、JR東日本のポイントサービスのことです。鉄道のご利用やSuicaへのチャージ、駅ビルでの買物でJRE POINTが貯まります。貯めたJRE POINTは、1ポイント1円単位でSuicaのチャージや駅ビルでの買物などに使用できます。
クレジットカードでSuicaにチャージすると、クレジットカードのポイントも貯まるので「JRE POINT」と「クレジットカードのポイント」の二重取りできるのでより一層お得です。
ただし、ポイントを貯めるにはJRE POINTのWEBサイトでSuicaを登録する必要があるので注意しましょう。
現金を持っていないときもチャージできる
クレジットカードでチャージをした金額はクレジットカードの利用代金として支払うので、現金がなくても好きなタイミングでチャージができます。
さらに、クレジットカードでモバイルSuicaにチャージする方法なら、電車に乗っているときにもチャージが可能です。
ビューカードならオートチャージに対応
ビューカードは、Suicaの残高が一定額を下回ったとき、クレジットカードからSuicaへ自動でチャージされる「オートチャージ」に対応しています。
Suica付きビューカードはもちろん、カードタイプのSuicaやモバイルSuicaでも、ビューカードを連携させることでオートチャージの設定が可能です。現金を持っていないときや時間がないときでも、スムーズに改札を通過できるため便利です。
自動券売機や窓口に並ぶ時間を削減できる
カードタイプのSuicaに現金でチャージをする場合、自動券売機や窓口などのチャージできる場所に行く必要があります。しかし、利用者が多い駅では、混雑状況によっては、チャージに時間を要することがあります。
一方で、クレジットカードとモバイルSuicaであれば、券売機に並ぶことなくチャージが可能です。急いでいるときや人が多いときでも、チャージのために並ぶ時間を削減できることは大きなメリットといえるでしょう。
クレジットカードでSuicaにチャージする前に知っておきたい注意点
クレジットカードでSuicaにチャージする前に、以下の点を認識しておきましょう。
まとまった金額をチャージすると利用可能枠(限度額)が圧迫される
Suicaへのチャージ金額は500円から実施でき、1回でチャージできる上限金額は1万円です。すでに入金されている金額と合わせて上限2万円までチャージできます。
チャージに使用するクレジットカードと、買物や公共料金の引き落としに使用するクレジットカードが同じ場合、1万円などのまとまった金額をチャージすると利用可能枠(限度額)を圧迫してしまう可能性があります。
チャージにより利用可能枠を超えた場合はクレジットカードの利用が停止され、公共料金の引き落としや、買物の支払いができません。
毎月クレジットカードの利用可能枠ギリギリまで使用する方は、利用明細を確認しながら使うか、必要に応じて利用可能枠の増枠を検討してみましょう。
関連:クレジットカードの利用可能額とは?仕組みやよくある疑問を解説
モバイルSuicaが使えるスマートフォンが必要
モバイルSuicaを利用したい場合、自身のスマートフォンがモバイルSuicaに対応しているかの確認が必要です。
Apple製品の場合はApple Payに対応している必要があり、Androidの場合は、おサイフケータイを利用できることに加えて、おサイフケータイアプリのインストールと連携が必要です。
おサイフケータイ非対応のスマートフォンの場合、モバイルSuicaのアプリをインストールできても、利用することができないので覚えておきましょう。
アプリのメンテナンスや端末の通信状況によってはチャージできない場合がある
モバイルSuicaは、定期的なメンテナンスや端末の通信状況などによりチャージできないことがあります。
例えば、降車時の残高が不足している状態で電車に乗りシステムエラーが起きたり、スマートフォンに通信制限がかかっていたりすると、すぐにモバイルSuicaへのチャージができないので、降車駅で乗り越し清算の切符を購入することになります。
このような事態を防ぐために、モバイルSuica利用の際には、できるだけ早めにチャージすることを心掛けましょう。
現金でSuicaにチャージする方法
クレジットカードがモバイルSuicaに対応していない場合や、駅にクレジットカードに対応している券売機がない場合、現金でのチャージが必要です。ここでは、現金でSuicaにチャージする方法を説明します。
コンビニのATM・レジでチャージする
駅のコンビニをはじめ、街のコンビニ(※)では、現金でSuicaにチャージできます。レジで店員に「Suicaにチャージをお願いします」と伝えましょう。
(※)一部店舗を除く
また、セブン銀行ATMでもSuicaへのチャージが可能です。
セブン銀行ATMでSuicaにチャージする手順
2. チャージする電子マネーを選択
3. 読取部分にカード(Suica)をセット
4. 「チャージ」を選択
5. チャージ金額を選択してお金を入れる
6. チャージ完了後、おつりを受け取る
自動券売機などでカードタイプのSuicaにチャージする
JR東日本の駅の自動券売機やのりこし精算機では、カードタイプのSuicaに現金でチャージが可能です。
自動売機でチャージする手順
2. 画面表示に従って入金額を選択し、現金を投入する
3. チャージ完了後、おつりとカード(Suica)を受け取る
Suicaにチャージするクレジットカードの選び方
Sucaにチャージする用途としても使えるクレジットカードには、どんなものを選べば良いのでしょうか。ここでは、Suicaのチャージに利用することを踏まえて、クレジットカードを選ぶポイントを解説します。
Suicaへのチャージがクレジットカードのポイント対象か
クレジットカードによっては、モバイルSuicaにチャージしたときの利用代金分がポイント付与対象とならない場合があります。そのようなカードでは、Suicaにチャージしてもポイントが貯まりません。
クレジットカードのポイントを貯めたい方は、モバイルSuicaへのチャージがポイント付与の対象となるか確認したうえでクレジットカードを選ぶことが大切です。
なお、セゾンカードの永久不滅ポイントはモバイルSuicaへのチャージがポイント付与の対象となります。
ポイント還元率の高さ
Suicaへのチャージがクレジットカードのポイント付与対象となることに加えて、ポイント還元率もチェックしておくことが大切です。
ポイント還元率は「通常時」に加え、「店舗やサイトごとの還元率」の2つをチェックしておくことがおすすめです。例えば、駅ビルや駅構内にある店舗や、よく買物をする店舗で還元率が高くなるクレジットカードを選ぶと、効率よくポイントを貯められるでしょう。
利用したい特典・サービスがあるか
クレジットカードにどんな特典やサービスがあるのかもチェックしておきたいポイントです。クレジットカードには、割引優待や利用代金分のキャッシュバック、海外旅行傷害保険などの付帯サービスがあります。
カードによって付帯されている内容は異なるので、自分の仕事やプライベートなどのライフスタイルを振り返り、利用したい特典やサービスがあるか確認してみましょう。
関連:こんなサービスまで!?クレジットカードを持つだけで利用できるお得な優待特典
Suicaへのチャージにも利用できる!「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」
Suicaへのチャージには、モバイルSuicaへの登録にも対応し、ポイントも貯まる「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」がおすすめです。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、初年度の年会費が無料です。2年目以降は1,100円(税込)の年会費がかかりますが、前年に1円以上カードを利用することで無料になるので、年1回以上モバイルSuicaへのチャージに利用するだけで、年会費無料で使い続けることが可能です。
さらに、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードを利用することで「永久不滅ポイント」を獲得できます。セゾンカードを利用することで貯められる、有効期限のないポイントです。
永久不滅ポイントは利用代金1,000円につき1ポイント獲得でき、1ポイント最大5円相当(※1)として買物やサービスの支払いに利用できます。(※2)
(※1)交換商品によっては、1ポイントの価値は5円未満になります。
(※2)一部還元率の異なるサービスおよび加盟店がございます。
QUICPay™(クイックペイ)でポイント還元率が最大2%!
QUICPayとは、スマートフォンやカードを店舗のレジ端末にかざして支払う方法です。
Apple Pay、 Google Pay にセゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードを設定してQUICPay加盟店で買物をすると、最大2%相当の永久不滅ポイントが貯まります。
さらに、セゾンポイントモールでは、永久不滅ポイントが2倍以上を貯められる店舗が多数あります。ネットショップで買物をする際に確認しておくことで、お得に買物できるでしょう。
ポイントを貯めてお得に利用するなら、ポイントモール永久不滅ポイントが2倍以上を貯められる店舗での買物がおすすめです。
セゾンポイントモールでは対象店舗を確認できるので、買物前にチェックしておきましょう。
セゾンポイントモールはこちら
クレジットカードとSuicaチャージに関するよくある質問
どのようなクレジットカードであればSuicaにチャージできますか?
モバイルSuicaへのチャージには、さまざまなクレジットカードが利用できます。利用できる国際ブランドは以下のとおりです。
● JCB
● VISA
● Mastercard
● American Express
● Diners Club
ただし、オートチャージはビューカードのみ対応しています。
チャージの方法は「クレジットカードを使ってSuicaにチャージする方法」で詳しく解説しています。
現金よりクレジットカードでSuicaにチャージするメリットを教えてください
現金よりクレジットカードでSuicaにチャージするメリットは以下のとおりです。
● ポイントが貯まる
● 現金を持っていなくてもチャージできる
● 自動券売機や窓口に並ぶ時間を削減できる
「クレジットカードを利用してSuicaにチャージするメリット」で詳しく解説しています。
コンビニでクレジットカードを使ってSuicaにチャージすることはできますか?
できません。コンビニではレジで店員に「Suicaにチャージをお願いします」と伝えてチャージするか、コンビニ設置の一部の銀行ATMでチャージする方法がありますが、どちらも現金のみ対応しています。
「コンビニのATM・レジでチャージする」で詳しく解説しています。
(※)モバイルSuicaは東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
(※)Suicaは東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
(※)Apple Payは、米国および他の国々で登録されたApple Inc.の商標です。TM and © 2020 Apple Inc. All rights reserved.
(※) Google Pay 、Google Pay ロゴ、Google Play 、Google ロゴ、Android はGoogle LLC の商標です。
(※) Google Pay は、おサイフケータイ(R) アプリ(6.1.5以上)対応かつAndroid5.0以上のデバイスで利用できます。
(※)「QUICPay」「QUICPay+」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。
(※)TM and © 2020 Apple Inc. All rights reserved.
(※)Apple、Appleのロゴ、Apple Pay、【Apple Watch、iPad、iPhone、Mac、Safari、Touch ID、Face ID】は、Apple Inc.の商標です。iPhoneの商標は、アイホン株式会社のライセンスにもとづき使用されています。
(※) Google Pay 、Google Pay ロゴ、Google Play 、Google ロゴ、Android はGoogle LLC の商標です。
(※)「QUICPay」「QUICPay+」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。
(※) Google Pay は、おサイフケータイ(R) アプリ(6.1.5以上)対応かつAndroid5.0以上のデバイスで利用できます。
(※)「おサイフケータイ」は、株式会社NTTドコモの登録商標です。
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監修者
氏名:高柳 政道(たかやなぎ まさみち)
資格:一級ファイナンシャル・プランニング技能士、CFP、DCプランナー2級
一級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得後、2020年5月に金融コラムニストとして独立。企業に属さないFPとして投資商品の選び方を中心に情報を発信。
資産運用・生命保険・相続・ローンなど、多岐に渡るジャンルの執筆及び監修業務を手掛け、関わった記事数は500を超える。