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受領書とは? 発行する目的と記載する5つの内容・書き方について詳しく解説
実際に受領書を発行することが必要になった場合、記載する内容や書き方を理解することが重要です。
受領書の発行にはいくつかの注意点と保存期間が指定されているので、合わせて確認する必要があります。
この記事では、受領書について発行の目的と記載する内容・書き方について解説したうえで、注意点や保存期間についても解説します。
受領書は商品・サービスを受け取ったことを証明する書類
受領書は、受け取った商品やサービスが届いた事実を証明する証拠となる書類のことです。
発注者が受注者に対して発行し、受領書によって取引が完了した証明になります。
メールやチャットツールなどを利用して取引の完了を相手に伝えるだけでなく、受領書を発行すれば、取引の事実に対する正式な証拠として残ります。
受領書は取引の際に必ずしも発行が義務付けられているわけではありません。しかし、取引先から受領書の発行を求められる場合もあります。
受領書と領収書の違い
領収書は、金銭を受け取ったことを証明する書類であり、受け取った商品やサービスが届いた事実を証明するのが受領書です。
また、領収書は金銭を受け取った受注者が、発注者に対して発行します。受領書は商品やサービスの提供を受けた発注者が、受注者に対して発行するので、発行の主体が異なることがわかります。
受領書を発行する目的
受領書を発行する目的を2つに分けて紹介します。
・取引が完了したことを確認するため
・長期的な取引を円滑に進める
それぞれ詳しく見ていきましょう。
取引が完了したことを確認するため
取引先に受領書を発行することで、商品の納品などの取引が完了したことを伝えられます。
商品が納品されたとき、どのような形であっても納品が完了した事実を相手に伝えなければ、相手は商品が本当に届いたかどうかわかりません。
取引が完了した後にその概要を書類として残すことにより、取引が完了したことを確認する目的で発行されます。
長期的な取引を円滑に進める
取引が長期化するほど納品の回数も増えるため、その度に証拠として書類を残しておくことが重要です。
段階を踏んだ取引の場合、受領書によって取引がどの段階にあるのかわかるので、全体の流れを把握しつつ取引を円滑に進めるのに役立ちます。
取引の長期化によって、商品の納入に対して双方の主張に食い違いがあった場合も、受領書を証拠にして解決しやすくなるので証拠を残す目的もあります。
受領書に記載する内容と書き方
受領書に記載する内容は大きく分けて以下の5つの項目になります。
・受領書の発行日
・取引先に関する情報
・発行元に関する情報
・受領した商品、サービスに関する情報
・押印
それぞれの内容の書き方について詳しく解説します。
受領書の発行日
受領書がいつ発行されたのか示すために、受領書の発行日を必ず記入するようにしましょう。
可能であれば商品・サービスが納品された日付なども記入して、より詳細に情報を記載します。
取引先に関する情報
誰に宛てた文章であるかを明確にするため、取引先となる企業の名前や住所などを記入します。
取引で関わった取引先の担当部署や、担当者の氏名などわかる範囲で詳しく記載しましょう。
発行元に関する情報
誰が発行した文章であるか確認できるように、発行元の企業名や住所、担当者の氏名などを記入しましょう。
電話番号やメールアドレスなどの連絡先を記入すると、受領書に対して取引先から確認したいことがあった場合も連絡しやすくなるので、取引先のことを考えて詳しく記載することが重要です。
受領した商品・サービスに関する情報
具体的な商品やサービスなど、なにを受領したのかを明確にします。
商品・サービスの名称、数量、単価、金額などを記入し、できる限り詳しく記載するようにしましょう。
押印
最後に、受領書には必ず押印するようにしましょう。
押印することで正式に受領したことの証明になるため、証拠として書類を残すなら重要になります。
受領書を発行する際の注意点
受領書を発行する際の注意点について2つ紹介します。
・受領書には正確な内容を記載する
・商品が届いてからできる限り早く受領書を発行する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
受領書には正確な内容を記載する
受領書は取引などでトラブルがあった場合に証拠にもなるため、正確に内容を記載することが重要です。
誤った情報を記載した場合や記載漏れがある場合は、証拠として役に立たなくなることもあります。
受領書の不備が直接的にトラブルにつながるケースも考えられるので、正確に記載するようにしましょう。
商品が届いてからできる限り早く受領書を発行する
受領書は商品が届いてから、できる限り早く発行することを推奨します。商品の納入を確認したタイミングで受領書を発行するのが理想です。
取引先も受領書が早く届くことによって、請求などの次の工程に移れます。取引を円滑に進めるためにも間を空けないようにすることが重要です。
受領書の保存期間
受領書は取引の事実を証明する証憑として扱われるので、一定期間の保存が義務付けられています。
保存期間は法人税法上において7年間、個人の場合は国税庁において取引の過程でやり取りした書類として5年間の保存義務が課されています。
証憑の保存期間は書類の種類によっては、法律によって異なる場合もあるので、それぞれの法律を比較した上で最長の保存期間が義務付けられている法律に従って保管するようにしましょう。
法律で義務付けられた保存期間にかかわらず、長期的に取引を続けている取引先との受領書は記録を残し続けるために保管を続けることをおすすめします。
書類管理の多い事業主の方におすすめのビジネスカード
受領書などの会計に関する書類の作成・管理の多い事業主の方には、書類の作成に必要になる会計業務の手間を少しでも削減するために会計ソフトの利用がおすすめです。
ビジネスカードには、会計ソフトに関する優待を含めたビジネスに役立つさまざまな特典が用意されているので、書類作成の手間を少しでも減らしたい方は申し込みを検討しましょう。
書類管理の多い事業主の方におすすめであるセゾンのビジネスカードを紹介します。
セゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
年会費 | 無料 |
国際ブランド | American Express |
入会資格 | 個人事業主またはフリーランス、経営者の方(高校生を除く) |
ポイント還元率 | ・1,000円(税込)の利用につき1ポイント ・海外利用時は1,000円(税込)につき2ポイント(※) |
発行までの期間 | 最短3営業日後 |
主な特典 | ・かんたんクラウド(MJS)の2ヵ月無料優待 ・エックスサーバー初回利用料金割引 ・特定のサービスの利用で永久不滅ポイントが通常の4倍(1,000円(税込)ごとに4ポイント)(※) |
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永久不滅ポイントが4倍になる特典は、会計ソフトを含むビジネスに関係する特定のサービスで適用される仕組みとなっており、具体的にポイントの優遇が受けられるサービスは以下のとおりです。
・アマゾン ウェブ サービス(AWS)
・エックスサーバー
・お名前ドットコム
・かんたんクラウド(MJS)
・マネーフォワード クラウド
・クラウドワークス
・サイボウズ
・さくらインターネット
・マネーフォワード クラウド
・モノタロウ(事業向けサイトのみ対象)
・ヤフービジネスサービス
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セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード
年会費 | ・初年度年会費無料 ・通常年会費22,000円(税込) |
国際ブランド | American Express |
入会資格 | 個人事業主・経営者をはじめ、安定した収入があり、社会的信用を有するご連絡可能な方(学生、未成年を除く) |
ポイント還元率 | ・1,000円(税込)の利用につき1ポイント ・海外利用時にポイント還元率が2倍(※1) |
発行までの期間 | 最短3営業日後 |
主な特典 | ・プライオリティ・パスに無料登録可能 |
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初年度は年会費無料で、通常年会費22,000円(税込)です。
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(※2)他カードにてSAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)へご入会いただいている方は、本サービスの対象外となります。
受領書のまとめ
受領書は正しく取引が完了したことを発注者に伝えるため、不備のないようにできる限り早く発行することが重要です。
受領書などの書類管理の多い事業者の方は、ビジネスカードの付帯特典を利用するとお得で便利になります。
おすすめは年会費無料でビジネスに役立つ特典が利用できるセゾンコバルト・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードと、ビジネスはもちろん、そのほかの付帯特典も充実しているセゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カードです。