更新日:
公開日:
ビジネスカード

トラベラーズチェックは今も利用できる?現在の使い道や代替手段を紹介

  • Facebook
  • X
  • Line
トラベラーズチェックは今も利用できる?現在の使い道や代替手段を紹介
海外旅行といえば、以前はトラベラーズチェックが利用されていましたが、現在(2023年2月時点)はトラベラーズチェックを新規に購入できなくなっています。

そのため、現在、トラベラーズチェックを持っている方のなかには、「今、持っている分はどうすれば良いのか?」と疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。また、久しぶりに海外旅行へ行く予定のある方は、代替手段も気になるところだと思います。

この記事では、トラベラーズチェックの基本情報を解説し、現在の使い道や、代替手段について紹介します。

トラベラーズチェックとは旅行者向けの小切手による決済手段

トラベラーズチェックとは、海外旅行者向けの決済手段として用いられているサービスのひとつです。渡航先で支払いができたり、現地通貨に換金できたりする小切手のようなものであることから、「旅行小切手」ともいわれます。

トラベラーズチェックは、支払時に店員に渡してサインをするだけで額面に応じた支払いが可能なため、使い方がとても簡単です。そのため、以前は海外で最も安全な決済手段として、日本でも海外旅行時にトラベラーズチェックを持って行くのが一般的でした。

主な発行元にはアメリカン・エキスプレスやトーマスクックがあり、郵便局や各金融機関、両替所などが取り扱いをしていました。

トラベラーズチェックを利用するメリット

トラベラーズチェックを利用する主なメリットには、以下のようなことが挙げられます。

● 安全性が高い
● 現金を持ち歩く必要がない
● 再発行が可能
● 有効期限がない

トラベラーズチェックには署名欄が2ヵ所あり、それぞれトラベラーズチェックの購入時と実際に店舗で利用するときにサインをします。店舗側がその場でサインを照合して所有者本人であることを確認するので、海外でも安全に利用できます。

また、トラベラーズチェックは紛失時も再発行ができるほか、有効期限もありません。そのため、トラベラーズチェックがあれば必要以上に現金を持ち歩く必要がなく、安心してお買物ができますし、1度の海外旅行で使い切れなくても次回利用できます。

もしも、次回の旅行でトラベラーズチェックを利用しないのであれば、帰国後、日本円に換金することもできます。

日本ではトラベラーズチェックの販売が停止

便利なトラベラーズチェックですが、2014年3月末にアメリカン・エキスプレスが販売を停止したことで、日本での新規発行は終了となっています。そのため、現在は日本で新たにトラベラーズチェックを購入することはできません。

販売が停止となった主な原因には、購入するために金融機関や両替所に行く手間がかかるほか、使えるお店も限られており、使い勝手がやや悪かったことが挙げられます。

また、それに伴いトラベラーズチェックの利用者数の減少も原因と考えられます。

今、手元にあるトラベラーズチェックはどうすれば良い?

日本では販売が終了したトラベラーズチェックですが、以前に購入して、現在手元に残っているという方がいるかもしれません。ここでは、現在、手元にあるトラベラーズチェックの使い道をご紹介します。

銀行などで日本円に換金する

1つめの使い道は、日本円への換金です。販売が停止される以前にトラベラーズチェックを発行していた金融機関や両替所などでは、トラベラーズチェックの買い取りに対応してくれる場合があります。

ただし、買い取り業務を終了している場所も増えてきているので、日本円への換金を考えている方はできるだけ早めに換金することをおすすめします。

渡航先で現地通貨に換金する

トラベラーズチェックは日本で販売が終了となり、世界でも需要が減少しているので対応している国は多くありませんが、一部対応している国もあります。

渡航先で換金に対応した窓口がある場合は現地通貨に換金できる可能性があるので、試してみるのも良いでしょう。ただし、換金の際は手数料がかかります。

外貨預金する

金融機関にもよりますが、トラベラーズチェックを外貨預金できる場合があります。ある程度まとまった金額分のトラベラーズチェックを現在も持っている方なら外貨預金としてトラベラーズチェックを預けてしまうのも手段のひとつでしょう。

ただし、外貨預金は一定の手数料が必要になるので、少額のトラベラーズチェックではあまり意味がないかもしれません。

トラベラーズチェックの代替手段はクレジットカード

トラベラーズチェックの代替手段はクレジットカード

以前は海外旅行時にトラベラーズチェックを利用するのが主流でしたが、現在は代替手段としてクレジットカードを利用するのが一般的です。海外でクレジットカードを利用するメリットには、主に以下のような点が挙げられます。

● 多額の現金を持ち歩く必要がない
● 海外キャッシングが可能
● 万が一の補償があるから安心
● 手数料を抑えられる可能性が高い
● 空港ラウンジが利用できる場合がある
● 海外旅行傷害保険が付帯している場合がある

それぞれ解説します。

多額の現金を持ち歩く必要がない

クレジットカードはキャッシュレス決済のひとつなので、現金不要でお買物が可能です。海外では多額の現金を持ち歩かないのが一般的に推奨されていますが、クレジットカードを持っていれば必要以上に現金を持ち歩かなくて良くなります。

また、お会計の際もクレジットカードの情報を専用の端末に読み取らせるだけなので、スムーズな支払いができて便利です。

なお、クレジットカードが利用できる店舗は、カードの国際ブランドと同じ国際ブランドに加盟している店舗になるので、利用するときは事前に確認しておくと良いでしょう。

海外キャッシングが可能

クレジットカードは海外キャッシングが利用できます。海外キャッシングは、世界中のCD(キャッシュディスペンサー)・ATMで渡航先の現地通貨を引き出せるサービスです。

手持ちの現金がなくなったり、急に現金が必要になったりしたときも少額から引き出すことが可能ですし、空港の両替カウンターに並ぶ必要もないので、安心かつ便利なサービスになっています。

ただし、海外キャッシングを利用するときは利息や手数料がかかるので、利用するときは利息や手数料を確認しておくことをおすすめします。

また、海外キャッシングは海外キャッシング枠が設定されていなければ利用できないので、渡航前にキャッシング枠の有無や利用可能額も確認しておくようにしましょう。

万が一の補償があるから安心

クレジットカードには、紛失や盗難により不正利用された場合に補償を受けられる制度があります。

例えばセゾンカードの場合は、紛失・盗難の連絡を受けた日を含めて61日前までさかのぼった利用分のなかで、明らかに他者による不正利用があったときは損害額を補償いたします。

現金には補償制度がありませんが、クレジットカードなら万が一のときも安心できるでしょう。

手数料を抑えられる可能性が高い

現金のみで海外旅行をするときは、日本円を現地通貨に両替して、帰国時に余った現地通貨を日本円に両替することになるので、2回両替が必要になるケースが多いです。

通貨を両替するためには両替手数料がかかってしまうので、現金だと2回分の手数料が発生することになります。

クレジットカードも渡航先でお買物をしたときは、国際ブランドごとに所定の事務手数料を上乗せして円換算されますが、基本的に現金の両替手数料よりコストを抑えられる可能性が高いです。

また、クレジットカードならポイントなどによる還元も受けられるほか、カードによっては海外での利用時にポイントの優遇がある場合もあるので、現金払いよりお得にお買物できるでしょう。

空港ラウンジが利用できる場合がある

クレジットカードによっては、国内主要空港ラウンジが無料で利用できたり、海外の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」の年会費優遇があったりと、充実した旅行特典が付帯している場合があります。

旅行特典が充実したクレジットカードを持っていれば、海外旅行をより楽しむことができるでしょう。特にゴールドカード以上は旅行特典が充実している傾向があるので、状況に合わせて申し込みを検討してみると良いかもしれません。

海外旅行傷害保険が付帯している場合がある

クレジットカードによっては海外旅行傷害保険が付帯している場合もあります。海外旅行時は海外旅行保険に加入するのが一般的ですが、クレジットカードに海外旅行傷害保険が付帯していれば、短期の海外旅行なら別途加入しなくても良いことがほとんどです。

ただし、海外旅行傷害保険が適用される条件はクレジットカードによって異なるので、事前に確認するようにしましょう。

海外旅行におすすめのクレジットカード

セゾンカードではさまざまなニーズに対応したクレジットカードを用意しています。特定の年齢まで年会費無料で保有できるカードや旅行特典が充実したカードなど、バリエーションが豊富にあるので、状況に合わせて選択していただけます。

もちろん、海外キャッシングにも対応しているので、状況に合わせてご活用ください。

ここでは、海外旅行におすすめのクレジットカードとして「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」をご紹介します。

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは年会費が初年度無料であることに加えて、年1回1円以上の利用で翌年度無料になるため、実質年会費無料で使えるカードです。

海外利用でポイントが2倍貯まるため、通常よりもたくさんポイントを貯められます。
また、QUICPay™の利用でポイント還元率が最大2%相当になるため、海外ではない普段のお買い物でもお得に利用することができます。

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード

セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カードは、年会費22,000円(税込)で保有できるセゾンアメックスのプラチナカードです。

海外ショッピングでの利用は通常の2倍の永久不滅ポイントが貯まるほか、条件を満たせば海外旅行傷害保険が付帯します。

また、国内主要空港ラウンジの無料利用特典や、世界1,600ヵ所以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス(通常年会費469ドル/プレステージ会員)」に年会費無料で登録できる優待が付帯しています。

さらに、こちらのカードはJALのマイルがたまる「SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)」にサービス年会費5,500円(税込) で登録することも可能です。SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)に登録すれば、1,000円(税込)につきJALのマイルが10マイルたまるほか、永久不滅ポイントも2,000円(税込)につき1ポイント貯まるので、マイルとポイントを両方ためることができます。

「セゾン・アメックス・キャッシュバック」の利用はもちろん、コンシェルジュ・サービスや、お子様のスイス留学のサポートから次世代再生医療まで、多彩なサービスを提供する「セゾンプレミアムセレクション」を無料で利用できるなど、プラチナカードならではの充実した特典が利用可能です。

国内外で充実した特典を活用したい方におすすめのカードになっています。

(※)店舗・サービスごとにキャッシュバックの上限額がございます。

セゾンプラチナアメックス新規入会キャンペーンセゾンプラチナアメックス新規入会キャンペーン

まとめ

トラベラーズチェックは旅行小切手ともいわれ、以前は海外旅行時に購入するのが一般的でした。

しかし、日本では2014年の3月末にトラベラーズチェックの販売が終了しています。現在、トラベラーズチェックを持っている方は、日本円に換金ができる場合があるので、早めに換金するのがおすすめです。

また、トラベラーズチェックの代替手段として、現在はクレジットカードの利用が一般的です。

セゾンカードでは幅広いニーズに対応したカードをご用意しています。海外旅行を予定している方でクレジットカードの申し込みを考えている方は、ぜひセゾンカードをご検討ください。