あなたは「タッチ決済」派?それとも「スマホ決済」派?いまさら聞けない2つの違いを解説!
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ここ数年、「タッチ決済」や「スマホ決済」といった非接触型のキャッシュレス決済が急激に拡がりを見せています。
手軽に利用できることから、すでに利用している方も多いでしょう。
しかし、普段使っている決済手段だけれど、「タッチ決済」と「スマホ決済」にはどんな違いがあるかご存じですか?
今回は、「タッチ決済」と「スマホ決済」の違いと、それぞれの特徴を徹底解説します。
「タッチ決済」と「スマホ決済」それぞれのメリット・デメリットを知り、上手に使い分けましょう。
多様化するキャッシュレス決済
今、クレジットカードの使い方で大きな変化が起きています。
それは「スマホ決済」「タッチ決済」の台頭です。
世界ではいま、爆発的にキャッシュレス決済が普及しています。お隣の韓国では、2018年のキャッシュレス比率は94.7%に達しています(※)。しかし日本では「現金主義」が根強かったため、なかなか普及には至りませんでした。
そのため日本では、2018(平成30)年からキャッシュレスの普及を推進するため「キャッシュレス・ビジョン」を策定し、コンビニなどでスマホ決済した場合、消費税増税分を還元するなどの施策でキャッシュレス化を推奨しています。
また、2020年初頭に日本にも蔓延し始めた新型コロナウィルス感染症の影響もあり、各商業施設の感染対策も促進されたことで、非接触で決済できるスマホ決済が一気に普及しました。
では、早速、「タッチ決済」と「スマホ決済」の支払い方法の違いや、使い分けを解説していきましょう。
注意!「タッチ決済」はVisaの非接触決済の名称
厳密には「タッチ決済」という名称は、正式にはVisaが提供する非接触決済の名前です。アメリカン・エキスプレスなど他のクレジットカードでは、「コンタクトレス決済」などの名称で呼ばれることもあります。
ただし、この記事では、便宜的にすべてのクレジットカードの非接触決済を、タッチ決済と表記させていただいています。
「タッチ決済」は、クレジットカードの非接触決済のこと
タッチ決済とは、スーパーやコンビニのレジにあるリーダーに、クレジットカードをかざす(タッチする)だけで決済できる仕組みです。
「非接触型カード決済」とも言い、基本的にはクレジットカードの決済方法を指し、スマホ決済とは区別されます。
タッチ決済ができるクレジットカードは、「NFC Type A/B」という通信規格に対応している必要があります。現在、ほとんどの国際ブランドでタッチ決済対応のカードを発行しています。のちに記載のある「タッチ決済の利用方法」で、確認方法や設定についてご案内いたします。
「スマホ決済」は、スマートフォンを使った非接触決済のこと
クレジットカードの非接触決済「をタッチ決済」「コンタクトレス決済」と言うのに対し、スマートフォンを使った非接触決済を「スマホ決済」と言います。
スマホ決済には、スマートフォンの本体端末を使う方法と、スマートフォンにインストールした専用アプリを使う方法の2通りの決済方法があります。
スマホ決済の決済方法(1)
非接触型決済(非接触IC決済)
スマホ端末の本体に搭載されたNFCなどの無線通信技術を利用した決済方法です。スマートフォンの決済アプリにあらかじめクレジットカードや電子マネーなどを登録しておき、支払時にスマートフォンを専用端末にかざして決済します。
スマホ端末に組み込まれている決済アプリは、iPhoneなら「ウォレット(Apple Pay)」、Androidなら「Google Pay」が使われます。各種クレジットカードをはじめ、iDや楽天Edy などの電子マネー、Suicaなどの交通系電子マネーなどが登録できます。
スマホ決済の決済方法(2)
QRコード決済
QRコード決済は、スマートフォンにインストールしたアプリを立ち上げてQRコードやバーコードを表示させて読み取ったり、あるいは店舗側で用意しているQRコードやバーコード画面をアプリで読み取って決済する決済方法です。
PaypayやLINEpay、楽天ペイ、d払いといった「ペイ払い」がこれに該当します。
タッチ決済・スマホ決済の利用方法
ここでは、タッチ決済とスマホ決済の利用方法について解説します。
ご自身で登録するのが難しい方はお身内の方の協力を得ながら、ぜひ設定を試みてください。
最初のうちは、システムに慣れずにとっつきにくいと思うかも知れませんが、慣れてしまえば、元に戻れないくらいに簡単で便利です。ぜひチャレンジしましょう!
タッチ決済の利用方法
(1)対応店舗の確認
まずはじめに、ご自身のクレジットカードにこのマークがあるかどうかを確認します。そして、お買物をしたい店舗がタッチ決済を利用可能な店舗かどうかを確認します。店頭やレジに、タッチ決済対応のマークがあれば利用可能です。
(2)リーダーにクレジットカードをタッチ
スタッフにカード払いを告げ、レジ横にあるリーダーにカードをかざします。
(3)支払い完了
タッチしてリーダーが反応したら、お支払いは完了します。サインや暗証番号は不要です。
スマホ決済の利用方法
Apple Pay、GooglePlayなど非接触型決済の場合
(1)対応店舗の確認
Apple Pay、GooglePlayなど使用する決済サービスが利用可能な店舗かどうかを確認します。
(2)リーダーにスマートフォンをタッチ
スタッフにスマホ決済を告げ、レジ横にあるリーダーにスマートフォンをかざします。
(3)支払い完了
タッチしてリーダーが反応した時点で、お支払いは完了します。
QRコード決済の場合
(1)対応店舗の確認
利用したいペイ払いが利用可能な店舗かどうかを確認します。
(2)アプリでコードを読み取り
利用したいペイ払いのアプリを立ち上げます。カメラでQRコードまたはバーコードを読み取るか、アプリ画面のQRコードまたはバーコードを店舗側で読み取ってもらいます。
(3)支払い完了
アプリが反応した時点で、お支払いは完了します。
「タッチ決済」と「スマホ決済」の違いとメリット・デメリット
スマホ決済とタッチ決済の大きな違いは、クレジットカードを使用するか、スマホ端末を使用するか、ということがお分かりいただけたでしょうか。それぞれにメリットとデメリットがあるので、上手に使い分けましょう。
タッチ決済のメリットとデメリット
タッチ決済のメリット
タッチ決済のメリット(1)
サインや暗証番号が不要
通常、クレジットカードでの決済には、暗証番号の打ち込みやサインの記入が求められます。しかしタッチ決済では、これらの手間が省けるため、スピーディーな決済が可能です。
タッチ決済のメリット(2)
国内でも海外でも使える
タッチ決済は日本よりも世界の方が進んでいます。そのため世界ブランドのクレジットカードブランドであれば、世界中でタッチ決済が利用できます。
例えばVisaのタッチ決済では、約200の国と地域で利用可能です。またロンドン(イギリス)やミラノ(イタリア)といった観光地では、交通機関でも利用することができます。
タッチ決済のメリット(3)
非接触なのでコロナ対策にもなる
非接触のタッチ決済は、国内・海外を問わず、コロナ対策として有効で安心です。
タッチ決済のメリット(4)
万全のセキュリティ
タッチ決済は非接触のICカード決済なので、通常のクレジットカード決済のように、カードリーダーに通す必要がありません。スキミング被害に遭遇しにくいため、安全に利用できます。
タッチ決済のデメリット
タッチ決済のデメリット(1)
決済金額の上限
タッチ決済はサインレス決済のため、決済できる金額には上限がある場合があります。
タッチ決済のデメリット(2)
カードを持ち歩く必要がある
タッチ決済の場合、常にクレジットカードを携帯し、会計の際に取出す必要があります(スマホに登録してApplepayやGooglePayに登録すればクレジットカードを持ち運ぶ必要はありません)。
スマホ決済のメリットとデメリット
スマホ決済のメリット
スマホ決済のメリット(1)
スマホ端末ひとつで決済ができる
クレジットカードや各種電子マネーのサービスをスマホに登録しておけば、他にカードなどを持ち歩く必要もなく、スマホ端末ひとつで決済がすべて完了できます。
スマホ決済のメリット(2)
セキュリティ面でも安心
スマートフォンはセキュリティで強固に守られています。たとえ他人の手に渡っても、最新のスマートフォンでは指紋認証や顔認証などで守られ、他人が容易に決済に使うことはできません。
スマホ決済のメリット(3)
交通系ICカードも設定できる
SuicaやPASMOといった交通系ICカードも設定できます。改札口でスマートフォンをかざすだけで交通機関を利用できるので大変便利です。
スマホ決済のデメリット
スマホ決済のデメリット(1)
スマホの充電が切れたら使えない!
スマホ決済は、スマホ端末の電源が入っていないと機能しません。万が一、外出先でスマートフォンの充電が切れてしまったら、その時点でスマホ決済は使えなくなってしまいます。
スマホ決済のデメリット(2)
機種変更の手間が煩雑
スマートフォンを機種変更する場合、iPhoneではiCloudアカウント、AndroidではGoogleアカウントを同じにしていれば、クレジットカードや電子マネーの登録を引き継ぐことができます。ただし、新機種のアプリ上で設定を入力する必要があり、煩雑に感じることがあるかもしれません。
- Androidの場合:新機種のアプリに、登録されたメールアドレスや電話番号、ID、パスワードなどの情報を新機種のアプリに入力すれば移行できます。
- iPhoneの場合:Apple Payに登録したクレジットカードは、機種変更の後でそれぞれのカードのセキュリティコードを入力すれば移行できます。
あなたはどんな組み合わせで決済を利用する?
出張や旅行が多い人は「Suica・PASMO」が便利
SuicaやPASMOを持っていれば、関東地方だけでなく、日本全国の交通系ICカードと相互利用ができ、全国の電車やバスに乗ることができます。全国を出張や旅行で回ることが多い人は、モバイルSuicaをスマートフォンに入れておけば非常に便利に使えます。
iPhoneをお持ちの方の場合はApplePayに登録、androidをお持ちの方はGooglePayに登録して利用してみてはいかがでしょうか?
ショッピングが多い人は「QUICPay」が便利
コンビニやスーパー、デパートなどでお買物をよくする人は、スマホ決済で利用できる電子マネーのQUICPayがおすすめです。もちろん、登録店舗であればレストランやドラッグストア、ガソリンスタンドなど幅広いジャンルで利用できます。
セゾンカードで、快適なタッチ決済を!
タッチ決済やスマホ決済ができるクレジットカードは数多く存在しますが、セゾンカードも、もちろん対応しています。
タッチ決済対応のセゾンカードは、非接触の利便性はもちろん、ご利用に応じて永久不滅ポイントがついてきます。コンビニや飲食店などのちょっとした支払いでも永久不滅ポイントがつき、期限がないので、使い続けるうちに自然に貯まっていきます。そして、貯まった永久不滅ポイントは、アイテムの交換だけでなく、ショッピング利用代金のお支払いに利用できます。
タッチ決済が可能なセゾンカードは、以下の通りです。現在、55種類あります(2022年2月現在)。それぞれ、さまざまな特典が用意されているので、自分にぴったりな1枚を見つけましょう。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードなら手軽に発行OK!
タッチ決済・スマホ決済を手軽にスタートしたいなら、おすすめは「セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」です。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カードには、以下のようなメリットがあります。
最短5分でデジタル発行OK!
審査完了後、最短5分でアプリ上にデジタルカードを発行。その時点から、スマホ決済を利用可能です。また後日、タッチ決済機能付きのプラスチックカードが郵送されます。
スマホ決済がおトク
セゾンQUICPayをQUICPay加盟店で利用すると、ご利用合計金額(税込)の3%相当(永久不滅ポイント6倍)が還元され、大変おトクです。
カードはタッチ決済対応・完全ナンバーレス
郵送されるタッチ決済対応のプラスチックカードは、国内初の完全ナンバーレスカード。所有者名もカード番号も記載されていません。シンプルで美しいだけでなく、セキュリティ上も安心です。
新規入会特典あり
お得な特典・キャンペーン実施中。詳しくは下記ボタンから公式サイトでご確認ください。
初年度年会費無料
初年度年会費無料で、2年目以降も年間1回以上のご利用で年会費1,100円(税込)が無料となります。
- 「アメリカン・エキスプレス」は、アメリカン・エキスプレスの登録商標です。(株)クレディセゾンは、アメリカン・エキスプレスのライセンスに基づき使用しています。
- 「QUICPay(クイックペイ)」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。
コロナ禍で急速に普及した、クレジットカードのタッチ決済と、スマートフォンのスマホ決済。
スピーディーに支払いできる利便性に加え、非接触で決済できるためとても衛生的です。 そのメリットとデメリットを正しく理解し、上手に使い分けましょう。