税金はクレジットカード払いで忘れずに納税しよう!お手続きはネットで簡単!
掲載日: 更新日:
国民の義務としてさまざまな種類の税金を納付している私たち。中でも自動車税や固定資産税、普通徴収の(給与天引きではない)住民税などは、家に届いた納付書を持って金融機関やコンビニで支払うという方も多いのではないでしょうか。また、支払う税金の種類など場合によってはまとまった金額のお金を持ち歩くことになるため、紛失や盗難などのリスクも高まります。忙しい毎日の中で納付のために移動したり現金を持ち歩いたりすることなく、ネットで簡単に手続きが済む便利な方法があることをご存じでしょうか。
この記事では、クレジットカードを使用した納税についてメリットや注意点、手順を踏まえて解説していきます。
税金をクレジットカードで納付するメリットと注意点
クレジットカードによる税金の納付ではさまざまなメリットがあります。また注意点もありますので、両方の面から見ていきましょう。
クレジットカード納付のメリット
1)ポイントが貯まる
クレジットカードのポイントが貯まります。これまで「納めるだけ」だった税金でポイントが貯まるというのは、とてもお得と言えます。例えばセゾンカードであれば、有効期限のない「永久不滅ポイント」を貯めることができます。毎月税金を支払っていれば、知らない間にポイントが貯まっているということもあるでしょう。
2)時間や曜日に関係なく納税できる
税金の支払いには期日がありますが、納付書が届いたタイミングで手配しないとうっかり忘れがちなものですよね。最近では市役所や役場に行く必要なく、コンビニエンスストアでも支払うことができるようになりましたが、クレジットカード払いにすれば好きなときに好きな場所で支払いを完了することができます。
3)手持ちの現金がなくても納税できる
クレジットカードでの税金納付は「立替払い」となるため、現金が必要ありません。わざわざ銀行やATMなどで、現金をおろす手間が省けます。またこの期日までに税金を支払わなければならない!というときにすぐ支払うことが可能です。 税金納付の期限内にクレジットカードで決済をすれば、税金は納付者の代わりに国や地方に対してクレジット会社が納めてくれるため、その段階で納税義務は完了した形となります。言いかえれば、クレジット納付を活用することによって、支払いまでの猶予を伸ばすことができます。月末で現金が心もとないな、というときにも活用することができますよ。
クレジットカード納付の注意点
1)手続きの取り消しや変更ができない
クレジットカード納付は、一度納付した税金の取り消しや変更ができません。また納付時の決済手数料は還付の対象にはなりません。
納め過ぎた税金の還付申告手続きは、住民票が登録されている地域の管轄税務署で年中可能です。毎年2月~3月の確定申告時期は混みあうことが予想され、長期間待たされてしまうこともあるので注意しましょう。納付金額に対する慎重な確認が大切です。
2)領収証が発行されない
クレジットで国税を支払うときは、「領収書が発行されない」ということに注意が必要です。領収書が必要な人は、最寄りの税務署窓口もしくは金融機関にて領収書を発行することができますが、二度手間となってしまいます。さらに面倒な作業ですが、法人の決算時会計処理にあたっては、国税納付も領収書をもって証明する必要がある場合もあります。領収書が必要と想定される場合は、始めから領収書の発行手続きが必要なことを考慮し、予定を組み立てるのをおすすめします。加えて資産の証明(住宅ローンの融資審査や、自治体のサービスを利用するときなど)に必要な「納税証明書」の発行に関して、クレジットカード納付の場合は、証明書にデータが反映されるまで3週間程度の時間がかかることがあることにも注意するようにしましょう。
3)自治体によって取扱う税金の種類が異なる
クレジットカードで支払うことができる地方税の種類は、各自治体によって異なります。自治体によっては対応していないこともありますので、納税前には詳細を自治体のホームページを確認するか、直接窓口へ問い合わせるようにしましょう。例えばWEB上で「○○市 税金 クレジットカード」のように検索すると案内が表示されると思いますので、試してみてください。
また、地方税(都税)の場合、クレジットカードで支払える税額には「100万円未満」という上限もあります。
クレジットカードで支払いできる税金の種類
2016年の税制改正により、クレジットカードでの支払いも可能になりました。自動車税などの地方税に関しては、それまでもクレジットカードでの納付を認める自治体はありましたが、この税制改革により国税も対象となり、クレジットカードで納付できる税金の種類が大幅に増えました。
まだすべての税金がクレジットカード対応しているわけではありませんが、下記を参考にクレジットカード払いできる税金があるか確認してみてください。
国税
下記の表にある税目(24税目)の納付が可能です※1。また本税に加えて、附帯税(加算税、延滞税など)の納付も可能です(附帯税のみの納付も可能)。
クレジットカード納付が可能な税目
申告所得税及復興特別所得税 | 消費税及地方消費税 | 法人税(連結納税を含む) |
地方法人税(連結納税含む) | 贈与税 | 源泉所得税及復興特別所得税※2(告知分※3) |
源泉所得税※2(告知分※3) | 申告所得税 | 復興特別法人税(連結納税含む) |
消費税 | 酒税 | たばこ税 |
たばこ税及びたばこ特別税 | 石油税 | 石油石炭税 |
電源開発促進税 | 揮発油税及地方道路税 | 揮発油税及地方揮発油税 |
石油ガス税 | 航空機燃料税 | 登録免許税(告知分) |
自動車重量税(告知分) | 印紙税 | 相続税 |
※1 印紙を貼り付けて納付するなど、納付書を添えて納付されない税目は除きます。
※2 所得税徴収高計算書の提出が必要となる「源泉所得税及び復興特別所得税」及び「源泉所得税」の納付については、e-Tax(国税電子申告・納税システム)において、徴収高計算書データを送信したあと、メッセージボックスに格納される受信通知から「国税クレジットカードお支払サイト」へアクセスする方法により、納付が可能です。
※3 「告知分」とは、国税通則法第36条の規定により、税務署長が行う納税の告知を指 します。
国税庁「クレジットカード納付のQ&A」より引用
地方税
クレジットカードで支払うことができる地方税の種類は、各自治体によって異なります。下記に挙げた税金が代表的なものになりますが、必ず納税前には詳細を自治体のホームページを確認するか、直接窓口へ問い合わせるようにしましょう。
・住民税
・自動車税
・固定資産税
・個人事業税
・不動産取得税
・ふるさと納税
ふるさと納税をする場合は、専用サイトをご利用いただくとカテゴリ別に仕分けされているので寄付したい自治体を探しやすいでしょう。
セゾンカード会員の方であれば、「セゾンのふるさと納税」でカード番号の入力なしに簡単に決済ができますし、永久不滅ポイントでのお支払いもできるため、おすすめです。
▶「セゾンのふるさと納税」をみる
クレジットカードでの納税手順
クレジットカードでの納税は、国税庁長官が指定した民間の納付受託者(トヨタファイナンス株式会社)が運営する専門サイト上で行います。
まずは、専用サイトである「国税クレジットカードお支払サイト」へアクセスします。インターネットの利用が可能なパソコン、スマートフォン及びタブレット端末からアクセス可能です。
▶「国税クレジットカードお支払サイト」をみる
手順は以下のとおりです。
①利用規約の確認
↓
②利用者情報の入力
↓
③納付内容の入力
↓
④クレジットカード情報の入力
↓
⑤納付手続き完了
↓
⑥クレジットカード決済
また決済時に、決済手数料が納付税額とは別にかかります。納付される税額に応じて、国税庁長官が指定した民間の納付受託者が決定するもので、納付税額とともに支払う必要があります。
どれくらい決済手数料が加算されるかは下記の表を参考にしてください。
納付税額別の決済手数料
納付税額 | 決済手数料(税込) |
1円~10,000円 | 83円 |
10,001円~20,000円 | 167円 |
20,001円~30,000円 | 250円 |
30,001円~40,000円 | 334円 |
40,001円~50,000円 | 418円 |
以降も同様に10,000円を超えるごとに決済手数料が加算されます。
「ふるさと納税」の納付もクレジットカード払いがおすすめ
クレジットカード払いの魅力はすぐに支払いできることです。例えばコンビニ払いの場合、すぐにコンビニに行けない場合もありますし、なにかのついでに支払おうと思っていても、忘れてしまう場合もあるでしょう。
人気のあるふるさと納税品の場合、気が付いたら寄附受付が終わってしまう可能性もあります。クレジットカード払いであれば、外出する手間もなく、クレジットカードの番号や有効期限、氏名などを入力するだけで支払い手続きが完了するため、スマホからでも気軽に寄附できます。特に12月31日に駆け込みで申し込むときにも、クレジットカードを使えば家にいながら支払いできるので、あわてる必要がありません。ふるさと納税にはクレジットカード払いがおすすめです。
実はカード払いできる!公共料金の支払い
水道料金、ガス料金、電気料金などさまざまな公共料金がクレジットカードでの支払いに対応しています。ただし、こういった公共料金も自治体によって異なります。「○○市 水道料金 クレジットカード」のように検索すると案内が表示されると思いますので、試してみてください。
そのほかにも毎月支払いが発生する携帯電話料金やインターネットプロバイダ料金、新聞購読料などもクレジットカード払いができます。家計の支払いをまとめたい場合は、税金や公共料金の支払いの各種リンク先をまとめてありますので、お役立てください。
▶各種料金・税金のお支払い
公共料金をクレジットカードで支払うメリット
大きく3つのメリットがあります。
1)公共料金の支払いでポイントがもらえる
支払額に応じてクレジットカードのポイントがもらえるのは大きな魅力です。公共料金の支払いは毎月発生するものなので、継続的にポイントが貯まっていきます。
2)公共料金の払い忘れを防げる
クレジットカード支払いの場合は、1度申しこめば毎月の支払手続きは不要なので、請求書払いと違い、毎月支払いに行く必要はありません。払い忘れて、慌てるということもないです。
3)支払いがまとまって管理しやすい
クレジットカードの引き落とし日に、公共料金の支払い日をまとめられるのも魅力です。
それぞれの公共料金の口座振替日や支払日に合わせて、銀行口座にお金を振り込んだり、コンビニに行く必要がありません。また、カード明細に電気代やガス代などの金額が明記されるので、家計の管理もしやすくなります。
セゾンカードなら、毎月の公共料金の支払いで着実に永久不滅ポイントが貯まっていきます。有効期限を気にせず長期間貯め続けることができるため、有効期限を切らしてしまいがちな方には特におすすめです。また、WEB上のご利用明細画面は見やすく設計され、明細月の選択やダウンロードも可能です。ぜひ公共料金の支払いに活用してください。
公共料金をクレジットカードで支払う場合の注意点
1)口座振替割引のほうがお得な場合もある
電気やガス会社などは、口座振替で支払うと毎月55円(税込)割引を実施している会社もあります。毎月の公共料金の支払額が少なめの方は、口座振替割引のほうがお得になる場合もあるでしょう。
2)カードの利用額を消費してしまう
例えば、カード利用枠が30万円に設定されている場合、公共料金の支払いで3万円かかると27万円分が残り利用枠となります。公共料金の決済前に、限度額まで利用しており、上限を超えた場合は、公共料金が決済できずに支払エラーになってしまいます。公共料金を支払うカードは専用にするか、限度額に余裕をもって利用するのが良いでしょう。
クレジットカードで支払いできる公共料金の種類
下記3つは、特に生活、ライフラインにとって重要なものです。払い忘れを防ぐためにもクレジットカード払いに変更するのをおすすめします。
1)電気代
各電気会社によって、対応しているカードや支払い方法は異なります。申込前に詳細を確認しましょう。
2)ガス代
電気とガスを1つの会社でまとめるとお得になるという場合も多いです。こちらも電気同様に申込方法や支払い方法が各会社で異なります。
3)水道代
こちらは会社ではなく、自治体に払う形となります。ただこちらも自治体ごとに水道料金の支払方法の変更手続きは異なります。事前に申込書類を取り寄せて郵送する、もしくはWEBサイト上で手続きを行う場合が多いです。
まとめ
税金の支払いも、公共料金の支払いも、生活していくためには払わなくてはいけないお金です。クレジットカード払いにすることで、少しでもお得にすることができたらうれしいですよね。今一度支払い方法を見直してみるのはいかがでしょうか。
セゾンカードには「セゾンカード優待」をはじめ、身近な商業施設の魅力ある特典がついたクレジットカードが揃っています。
気になったら一度、セゾンカードのラインアップナップを認してみてください。あなたの生活に寄り添う1枚が見つかるかもしれません。