登録するだけで高速料金が最大50%割引!「ETCマイレージサービス」でお得に高速道路を利用しよう
掲載日:
日ごろの通勤や通学、休日のお出かけの際に自動車を運転するとき、高速道路を利用する人は少なくないでしょう。
高速道路を利用すると、移動時間を大幅に短縮することができます。しかしその反面、高速道路は利用するほどに費用がかさみます。 1回の利用が数百円程度でも、利用頻度によっては大きな金額になります。 個人で負担する場合は、高速道路の利用料金はなるべく安くすませたい、と考える方も多いはず!
高速料金を安くしたいとき、車に備え付けられているETCがあれば、 簡単な登録だけで高速料金が割引価格で利用できたり、利用金額に応じた還元が受けられたりすることをご存じですか?
今回は、高速道路を多く利用するマイカーユーザーすべてにお勧めできる「ETCマイレージサービス」について解説します。
「ETCマイレージサービス」とは
ETCマイレージサービスは、あらかじめサービスに登録したETCカードで高速道路の通行料金を支払うことで、支払い額に応じてポイントが付与されるというサービスです。ポイントは還元額(無料通行分)に交換のうえ、通行料金の支払いに利用することができます。
ETCマイレージサービスは、登録無料で、年会費もかかりません。サービスへの登録は簡易な入力ですむため、ETCを利用する方は登録しておくとお得です。登録しておけばETCマイレージサービスの区間を意識せずに高速に乗った場合でも、ポイントの取得漏れなどがありません。
ETCマイレージサービスの登録方法
ETCマイレージサービスの登録方法は、「インターネットでの登録」、もしくは「郵送(書面)での登録」の2つの方法があります。
- インターネットでの登録方法(新規マイレージ登録)
- 郵送(書面)での登録方法
インターネットでの登録は、公式サイトの「新規マイレージ登録」ページから申し込むことができます。
インターネットで手続きをした場合、申し込み当日の走行からポイントが付きます。
郵送(書面)での登録の場合は、高速道路のSA(サービスエリア)やPA(パーキングエリア)などで配布されているパンフレット(登録申込書)を入手して記入し、郵送します。なお郵送の場合、登録完了までに時間がかかります。
登録に必要な情報
ETCマイレージサービスの登録には、個人情報を含む以下の情報が必要です。
・名前
・生年月日
・郵便番号
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・ETCカード番号及び有効期限
・車両番号(ナンバープレートの4桁)
・車載器管理番号(ETC車載器の19桁)
「ETC平日朝夕割引」で通行料金の最大50%が還元!
「ETC平日朝夕割引」は、ETCマイレージサービスへの登録が完了している方を対象に、平日の朝と夕方の時間帯の料金が割引されるサービスです。
毎日の通勤・通学はもちろん、土日よりもリーズナブルな宿泊料金などに惹かれ、あえて平日に高速に乗ってお出かけを計画する方もいることでしょう。そんな人たちには、見逃せないサービスといえます。
「休日割引」や「深夜割引」といったETCの割引サービスは、ETCマイレージサービスに登録していなくても、ETC積載車であれば自動的に適応されます。
それに対して「ETC平日朝夕割引」は、ETCマイレージサービスへの登録が必要です。一見、面倒そうですが、還元率は最大で50%にもなります。これだけパフォーマンスの高い還元サービスは、なかなかありません。
ETC平日朝夕割引の割引条件
ETC平日朝夕割引の適用には、いくつかの条件があります。条件を正しく理解し、適切に利用しましょう。
ETC平日朝夕割引の割引条件
(1)ETCマイレージサービスへの登録
ETC平日朝夕割引は、ETCマイレージサービスへの登録が完了していることが前提です。登録していない場合は割引が適用されません。
(2)登録されたETCカードを使用している
ETC平日朝夕割引は、登録されたETCカードを使用して、ETCが整備されているインターチェンジをETC無線通信により走行していることが条件です。
ただし、対象外のルートもあるので下記サイトで確認しましょう。これについては、次項の「割引対象道路」で説明します。
(3)指定時間内に料金所を通過する
祝日を除く月~金曜日の6時~9時までの間、または17時~20時までの間に、入口または出口料金所を通過すること。
(4)同時間帯での適用は1回のみ
ETC平日朝夕割引は、登録されたETCカードごとに、午前・午後それぞれ最初の1回までが適用となります。2回目以降は対象外となります。
(5)月に5回以上の利用
ETC平日朝夕割引は、上記(1)から(4)までの割引条件を満たす走行を月に5回以上した場合に適用されます。
なお、深夜割引または休日割引の適用条件を満たす走行の場合、平日朝夕割引は適用されません。
また、登録済みのETCカードごとに回数をカウントするので、複数のカード間での回数の合算はできません。
ETC平日朝夕割引の適用例、適用できない例
ETC平日朝夕割引の適用例、適用できない例を、図表を参照して説明します。
上の図表を1つずつ見ていきましょう。
ETC平日朝夕割引が適用される例
(1)5時に入口を通過(指定時間外)→8時に出口を通過(指定時間内)
16時に入口を通過(指定時間外)→19時に出口を通過(指定時間内)
=出口を指定時間内に通過したので適用
(2)19時に入口を通過(指定時間内)→21時に出口を通過(指定時間外)
=入口を指定時間内に通過したので適用
(3)5時に入口を通過(指定時間外)→8時に出口を通過(指定時間内)、その後16時に入口を通過(指定時間外)→19時に出口を通過(指定時間内)
=朝夕の両方で適用
ETC平日朝夕割引が適用されない例
(1)3時30分に入口を通過(深夜割引時間)→8時に出口を通過(指定時間内)
=深夜割引時間に入口を通過したので適用されない
(2)9時30分に入口を通過(指定時間外)→16時に出口を通過(指定時間外)
16時に入口を通過(指定時間外)→20時30分に出口を通過(指定時間外)
=入口、出口とも指定時間外なので適用されない
(3)5時に入口を通過(指定時間外)→8時に出口を通過(指定時間内)、その後8時に入口を通過(指定時間内)→10時に出口を通過(指定時間外)
=朝の2回目走行は適用外。夕方も同様。
(4)土曜の5時に入口を通過(指定時間外)→8時に出口を通過(指定時間内)
=平日ではないため時間内であっても適用外。ただし「休日割引」が適用される。
ETC平日朝夕割引の割引内容
割引対象となる利用回数に応じて、割引対象区間の通行料金のうち最大100km相当分が還元されます (利用月の翌月20日)。
ETCマイレージポイントではなく、還元額(無料走行分)が直接付与されます。100km以上走行しても、100kmを超える部分は適用されません。
月ごとの利用回が5~9回の場合:
通行料金のうち最大100km走行分までの通行料金30%相当額を還元
月ごとの利用回が10回以上:
通行料金のうち最大100km走行分までの通行料金の50%相当額を還元
(例)NEXCO東日本/中日本/西日本、宮城県道路公社
対象走行回数 | 対象走行1回あたりの元還額 |
5~9回 | 通行料金の30%相当額 |
10回以上(※) | 通行料金の50%相当額 |
- 例えば月11回走行であれば、11回分全走行の通行料金の50%相当額を事後還元
なお、「本州四国連絡高速道路」の平日朝夕割引については、こちらをご確認ください。
▶「本州四国連絡高速道路」の平日朝夕割引
ETC平日朝夕割引の対象道路
ETC平日朝夕割引の割引対象道路は、NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する普通区間(地方部)の高速道路と、一般有料道路、および宮城県道路公社が管理する道路です。
ただし、東京・大阪近郊といった都心部など、対象外となる区間もあります。最新の情報は、ETCマイレージサービスのホームページで確認しましょう。
高速料金の支払額に応じてポイントが貯まる!
「ETCマイレージサービス」に登録すると、支払い額に応じてポイントが貯まります。貯まったポイントは、交換単位に応じて還元額へ交換でき、交換後に通行した際の通行料金の支払いに利用できるのでお得です。
ETCマイレージサービスのポイント付与条件
ETCマイレージサービスのポイント付与には、以下の条件が必要です。
- ETCマイレージサービスへ登録が完了している
- 登録されたETCカードを使用して、ETCが整備されているインターチェンジをETC無線通信により走行している
ETCマイレージサービスのポイント付与の注意点
ETCマイレージサービスのポイント付与には、以下の注意点があります。
- ポイントは走行した日の翌月20日に付与される
- 道路事業者によってポイント付与率が異なる
道路事業者ごとのポイント付与については、下図を参照してください。
還元額に交換できるポイントの単位は道路事業者によって異なります。
なおポイントは、道路事業者ごとに貯まり、道路事業者間での合算はできません。ただし、NEXCO東/中/西日本および宮城県道路公社は合算されます。
道路事業者ごとのポイント付与まとめ
道路事業者 | ポイントの付き方 | 自動交換サービス (ポイントの自動交換単位) | ポイントの交換単位 |
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社 | 10円につき1ポイント | 5,000ポイント→5,000円分 | 1,000ポイント→500円分 |
3,000ポイント→2,500円分 | |||
5,000ポイント→5,000円分 | |||
本州四国連絡高速道路株式会社 | 10円につき1ポイント | 5,000ポイント→5,000円分 | 1,000ポイント→500円分 |
3,000ポイント→2,500円分 | |||
5,000ポイント→5,000円分 | |||
名古屋高速道路公社 | ※名古屋高速道路公社におけるポイントの付与は、 令和3年4月30日分をもって終了致しました。 | 1,000ポイント→1,000円分 | 100ポイント→100円分 |
愛知県道路公社 | 100円につき1ポイント+α | 1,000ポイント→1,000円分 | 100ポイント→100円分 |
神戸市道路公社 | 50円につき3ポイント+α | 1,000ポイント→500円分 | 200ポイント→100円分 |
広島高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α | 1,000ポイント→1,000円分 | 100ポイント→100円分 |
福岡北九州高速道路公社 | 100円につき1ポイント+α | 1,000ポイント→1,000円分 | 100ポイント→100円分 |
- 2022年9月時点のデータです。
貯まったポイントは還元額に交換でき、通行料金に充当可能
ETCマイレージサービスで貯まったポイントは還元額に交換でき、通行料金に充てることが可能です。
還元額に交換できるポイントの単位は上の図で示したとおり、道路事業者によって異なります。
還元額への交換方法
ETCマイレージサービスで貯まったポイントの還元額への交換方法には、以下の4つの方法があります。
(1)ポイント自動還元サービス
自動還元サービスとは、自動還元の単位にあたる所定のポイント数が貯まった時点で自動的にポイントを還元額に交換するサービスです。還元額の自動交換は、毎月20日に実施され、当日の午前0時以降の支払額に、還元額が充当されます。
(2)インターネットのマイページから手続き
ETCマイレージサービスのマイページから手続きが可能です。
(3)自動音声ダイヤル
自動音声ダイヤルで手続きが可能です。詳しくは公式サイトのPDFでご確認ください。
(4)ETCマイレージサービス事務局へのお電話でのお手続き
ETCマイレージサービス事務局へ直接電話し、手続きをすることができます。
▶ETCマイレージサービス/お問い合わせ先
ETCマイレージサービスの注意点
ETCマイレージサービスで貯まったポイントには、いくつかの注意点があります。この注意点を見逃すと、効率的にポイントを貯められなかったり、せっかく貯まったポイントを無駄にしてしまったりする可能性もあるので注意しましょう。
要注意!ポイント数が自動還元サービスを満たしていない場合に交換する方法
ポイント自動還元サービスに申し込んでいても、ポイント数が自動交換単位に達していない場合、そのまま何もせずに有効期限を迎えてしまったポイントは失効します。
例えばNEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社の場合、期日までに5,000ポイント貯まっていれば、5,000円分に自動交換してくれます。しかし例えば3,000ポイントしか貯まってない場合、自動交換サービスが適用されず、期日を過ぎると無効になってしまいます。
こういった場合は、「インターネットのマイページから手続き」「自動音声ダイヤル」「ETCマイレージサービス事務局へのお電話でのお手続き」から、期日までに自分で手続きをとれば、3,000ポイントで2,500円分の還元を受けることができます。
ポイントには有効期限がある
ETCマイレージサービスで貯まったポイントの有効期限は、「ポイントが付いた年度の翌年度末」です。
例えば、2022年3月20日に付いたポイントは、2023年3月末まで交換が可能です。そのためETCマイレージサービスを活用している方は毎年3月末にはポイント交換できるか確認することをお勧めします。ポイントを有効期限までに交換しておくと、交換した還元額はその後の高速利用でご通行いただいた際の通行料金のお支払いにご利用いただけます。
ポイントを有効期限までに交換しておくと、交換した還元額はその後の高速利用でご通行いただいた際の通行料金のお支払いにご利用いただけます。
道路事業者によってポイントの付与・交換の単位が異なる
ETCマイレージサービスの貯まったポイントは道路事業者によって還元額に交換できるポイントの単位が異なります。
例えば、NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社では、10円で1ポイントのETCマイレージサービスが付きます。
高速道路を10,000円分利用した場合、1,000ポイントが付きます。1,000ポイントを交換した場合、還元額は500円なので、還元率は5%となります。
高速道路を50,000円利用した場合、5,000ポイントが付きます。5,000ポイントを交換した場合、還元額は5,000円なので、還元率は10%となります。
ポイント自動還元サービスの自動交換単位まで貯まると自動的に還元率は最大となりますが、それに満たない場合は還元率を意識しつつ手動交換をしましょう。
セゾンカードでETCカードを作るメリット
通勤や通学、レジャーなどで高速道路を利用することが多い人は、ETCマイレージサービスに加入すれば、ETC料金の還元でお得ができることが伝わりましたでしょうか?
これからETCカードを作りたい、また、ETCカードの年会費を払いたくない方は、セゾンカードのETCカードを検討してみてはいかがでしょうか?
(1)年会費無料のカードでもETCカードを追加できる
セゾンカードにはさまざまな種類のクレジットカードがあり、プラチナカードやゴールドカードをはじめ、比較的手軽に持つことができる年会費無料のクレジットカードなど、70種類以上のクレジットカードがそろっています。それぞれに特徴があるので、自分のライフスタイルにマッチしたクレジットカードを選ぶことができます。
そしてセゾンカードでは、すべてのクレジットカードでETCカードを無料で追加することができます。
ETCカードを作ることが目的なら、年会費無料のセゾンカードがおすすめです。本カードも追加のETCカードも年会費無料なので、余計なランニングコストがかからないことが魅力です。
また、全国各地にある「セゾンカウンター」で、ETCカードの即日発行も受け付けています。「今すぐにETCカードを作りたい」とお急ぎの場合は、セゾンカウンターでの発行をご検討いただくのも選択肢となるでしょう。
新型コロナウィルス感染拡大防止のため、営業時間の変更および臨時休館の場合がございます。
詳細は施設ホームページをご確認ください。
セゾンカードのETCカードおよびセゾンカウンターついては、こちらをご参照ください。
年会費無料のセゾンカードの種類は、こちらをご参照ください。
(2)利用金額に応じて「永久不滅ポイント」がたまる
セゾンカードに追加して作ったETCカードは、本体のセゾンカードに紐付けされています。
そのため高速道路を通行するごとに、高速道路の通行料金に応じてセゾンカードの永久不滅ポイントを貯めることができます。これは、上記のETCマイレージのポイントとは別のものです。つまり、高速道路を利用するごとに、「ETCマイレージのポイント」と「セゾンの永久不滅ポイント」の両方を同時に貯めることができます。
永久不滅ポイントは、その名のとおりポイントの利用期限がありません。ですから、焦ってポイントを使う必要がなく、じっくりと貯めることができます。
高速道路を日頃から使っている人はもちろん、たまにしか使わない方でも、知らず知らずのうちにたくさんのポイントを貯めることができるのは、永久不滅ポイントのメリットと言えるでしょう。
セゾンの永久不滅ポイントについては、こちらをご参照ください。
まとめ
通勤や通学、レジャーなどで利用する機会が多い高速道路。ETCを装備していると、料金所をスマートに通過でき、便利です。そしてさらに、「ETCマイレージサービス」に登録すると、ポイント還元や平日朝夕割引などのサービスで、お得に高速道路を利用することができます。登録料も年会費も無料ですので、すべてのETCユーザーにおすすめしたいサービスといえます。
あなたの旅やビジネスシーンのおともにセゾンカードの「ETCカード」をお役立ていただけますと幸いです。