18歳からの手軽な資産形成!積立投資の方法とメリットを解説
掲載日: 更新日:
1年を締めくくる年末年始は、自身のことを振り返ったり、将来のことを考えたりすることが多くなる時期です。
日本では2022年4月から、成人年齢が20歳から18歳に引き下げられました。18歳で「大人」として公的に認められ、親の了解なしにクレジットカードの契約や口座開設などができるようになりました。そんな背景から、18歳の新成人になったタイミングで、将来に向けての新たなチャレンジを意識する若い人も多いのではないでしょうか。
人生の転機や、将来へ向けての備えを考えるとき、重要となってくるものの1つに「お金」があります。経済的安定のベースは「貯蓄」となりますが、ただ貯蓄するだけでは、物価上昇に伴ってお金の価値が相対的に下がり、時間が経つにつれて貯蓄額は実質的に目減りしてしまいます。資産形成は、若いうちからスタートするのがおすすめです。積立投資などを検討しているなら、若いうちから始めた方が有利なのです。
このコラムでは、新成人でも始められる資産形成の「積立投資」について、分かりやすく解説します。
資産形成は若いうちから始めよう!
「資産形成」というと、一定の社会的経験を重ねた30代や40代の人が始めるというイメージがあるかもしれません。しかし資産形成は、若いうちに始めるとさまざまなメリットがあります。その理由をご説明します。
若い人が資産形成を始めるメリット(1)「時間」が武器になる
資産運用といっても、若い人はそれほど大きなお金を資産運用につぎ込めるわけではありません。となると、比較的少額のお金をコツコツ積み立てる「投資信託」などが、資産運用のメインになります。長期間にわたり、コツコツと積み立てることで、投資信託は「時間」そのものが武器になります。
ここで注目したいのが「複利効果」です。投資の利息の付き方には、「単利式」と「複利式」の2つの方法があります。
単利式とは
単利とは、「投資元本」に対して利息がつくことです。
単利の利息は同じ元本をもとにしているので、単純に計算式にすると「元本 ✕ 金利」となります。
元本の額がそのまま維持されるので、利息も毎回同じ金額が積み重なります。
複利式とは
複利とは、投資元本に加え、受け取った利息分も投資元本に加えて投資した場合の利息です。
計算式に表すと「(元本+利息)✕ 金利」となります。
投資元本は利息分が積み重なっていくので徐々に大きくなり、受け取る利息も投資元本に比例して、増えていくことになります。
投資信託のなかでも「再投資型」のものを選べば、自動で利益を再投資に回して運用されます。つまり、利益を元手に回して運用し続けるので、時間に比例してより大きな利益(複利効果)を生みます。
例えば、25歳から始める人と18歳から始める人では、実に7年の時間的な差があります。投資した金額の積立額だけではなく、7年分の複利効果が出てくるので、このアドバンテージは非常に大きいといえます。
若い人が資産形成を始めるメリット(2)お金が自由に使える
年齢を重ねると、成果や年次昇給などで月給も上がります。しかし、年齢とともにライフステージがあがると結婚や出産、マイホーム購入などで「自由に使えるお金」というのは逆に少なることも珍しくありません。
若い頃は手元資金があまりありませんが、自分の判断で、自由にお金を使うことができます。無理のない範囲内で、投資信託にお金を回すことができるので、若いうちに始めておくメリットがここにもあります。
2023年1月からNISA口座の開設が18歳から可能に!
手軽な投資信託といえば、代表的なものが「NISA」です。NISAは、2014年1月から始まった、個人向けの税制優遇制度(少額投資非課税制度)です。
NISAでは、投資の最低金額が1,000円で、売買益や配当利益は、一定額の範囲内で非税金となります。少額の資産形成にはうってつけの金融商品です。
NISAの制限年齢が18歳に引き下げ!
2023年1月から、NISA口座開設は18歳以上に引き下げられました。
つまり、今までよりも2年も早く、資産運用をスタートできるのです。少額のお金をコツコツと運用する投資信託にとって、2年分の複利は大きな存在です。
そして、2024年1月から開始される「新NISA」もこの流れを引き継いで、18歳から開始することができます。
NISAは一定額までの利益が非課税になる
投資信託や株式などの金融商品には、通常、売買益や配当利益に対して20.315%の税金がかかります。つまり、利益の約2割が税金で差し引かれてしまうのです。
しかし、NISA口座(非課税口座)であれば、年間非課税枠の範囲内であれば、購入した金融商品からの利益が非課税になります。
例えば、投資信託で10万円の利益が出た場合、通常の口座では約2万円も税金がかかりますが、NISA口座なら税金はかかりません。
これは利益を考えたとき、大きな差といえるでしょう。
新NISAでは2つの枠が併用可能になる!
旧NISAの「つみたてNISA」と「一般NISA」は、新NISAでは「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2つに置き換わります。
2024年1月からはじまる新NISAは、1年間の投資枠と一生涯の投資枠が拡大されたうえ、非課税保有期間が無期限化されました。
また2つの枠の併用が可能になることに加え、NISA口座内の商品を売却した場合には、翌年以降で非課税枠を再利用できるようになります。
この制度改正により、資産運用にかかる税金が抑えられるので、より効率的な資産形成を進められるでしょう。
非課税保有期間が無制限になると、売却のタイミングを自分で選べるようになります。
例えば、旧NISAではつみたてNISAは20年間、一般NISAでは5年間と期間が決まっていたので、投資した商品の価値が下がっている時に保有期限が迫っている場合でも売却しなければならないケースもあったのではないでしょうか。
新NISAでは非課税保有期間が無期限化されたため、商品の価値が上がるまで保有し続けることが可能になったので、これは大きなメリットと言えます。
新NISAと旧NISAの違い
新 NISA | 旧 NISA | |||
つみたて投資枠 | 成長投資枠 | つみたてNISA | 一般NISA | |
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 | 40万円 | 120万円 |
非課税保有期間 | 無期限化 | 無期限化 | 20年間 | 5年間 |
非課税保有限度枠(総枠) | 1,800万円 (うち成長投資枠1,200万円) | 800万円 | 600万円 | |
投資対象商品 | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 (旧つみたてNISAの対象商品と同様) | 上場株式・投資信託など (制限あり) | 長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託 (金融庁の基準を満たした投資信託に限定) | 上場株式・投資信託など |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 |
購入方法 | 積立投資 | 一括投資 / 積立投資 | 積立投資 | 一括投資 / 積立投資 |
ロールオーバー(移管) | 不要 (非課税保有期間が無制限となるため) | 不可 | 可 |
参考:金融庁|新しいNISA
「つみたてNISA」は「つみたて投資枠」にかわり、その名前のとおり、毎月自動的に積み立てられる、つみたて型の投資信託に限られます。
上記の特徴に加えて「手数料が低水準」「自動的に積立金を支払ってくれる」「頻繁に分配金が支払われないので、いつも相場を気にする必要がない」といった特徴があります。
そのため、若い人や投資初心者には、新NISAの「つみたて投資枠」から始めることをおすすめします。
つみたて投資とは?
本来、株式投資は投資家本人が自分の判断で行うものです。そのような株式投資を専門家にお任せするのは「投資信託」です。
専門家に投資を任せることにより、商品の動向に一喜一憂することなく、毎日を過ごすことができます。
「つみたて投資」は、その投資信託を、さらに気軽にできるようにしたものです。毎月決まった日に、自動的に支払いを行って投資信託商品が買い付けられます。
支払いは自動で行われるので手間要らずです。毎月、積み立て金が増えるので、期待される運用益は期間が長いほど大きくなります。
投資信託の初心者なら「セゾンポケット」がおすすめ
ここまで、投資信託を始めるなら若いうちからスタートすべきなこと、NISAが18歳からできるようになることなどをご説明してきました。
とはいえ、資産形成に関心を持っても「何をどうしたらいいのか分からない!」という人も多いのではないでしょうか。
そんな人のために、オススメなサービスが、セゾンカードが提供している「セゾンポケット」です。
セゾンポケットとはどんなサービスなのか?
セゾンポケットは、セゾンカードが提供する、投資信託サービスです。アプリ内で口座開設ができ、セゾンカードでの支払いで投資信託ができます。
セゾンポケットのつみたて投資は厳選した2つの投資信託から選ぶだけ。あとはあなたの代わりにプロが運用してくれるので、投資初心者でも気軽につみたてNISAをスタートすることができます。
もちろん2つの投資信託は「つみたて投資枠」に認定されています。
セゾンポケットのメリット
セゾンポケットには、他にもさまざまなメリットがあります。
- セゾンカード/UCカードでつみたて投資ができる
- カードつみたては月々1,000円からOK!
- カードでたまった永久不滅ポイントでポイントつみたてができる
- つみたて日の翌月に引き落とし可能
- 厳選した2つの商品から選べる
より詳しくセゾンポケットについて知りたい方は、こちらのサイトをご参照ください。
セゾンポケット 新ポイントプログラム!
セゾンカード・UCカードでかんたんにに始められるつみたて投資サービスです。カードつみたてで最大0.5%ポイント還元!
まとめ
成人年齢が引き下げられたとことで、18歳から資産運用をスタートできるようになりました。
投資信託などで資産運用をしたいなら、早い時期から始めるほうが有利です。
また、セゾンポケットならお小遣い程度のお金から運用を開始でき、毎月自動的に支払いをしてくれるので、日々、商品の値動きに気をもむこともありません。
スマホ1台あれば始められるセゾンポケットで、気軽に資産運用を始めてみてはいかがでしょうか。