日本全国の郷土料理から選ぶ「ふるさと納税」お取り寄リンク付!
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毎月19日は食育の日です。あなたがお住まいの地域、あるいは生まれ育った地域の郷土料理は何ですか?またこどもに食べさせたり、教えたりすることはありますか?
日本には、地域ごとにその土地ならではの郷土料理がありますが、具体的にどこでどのような郷土料理が食べられているのかご存じでしょうか。
地元や特定の地域でしか作られていないけれど、魅力的でおいしい食べ物がたくさんあります。
このコラムでは都道府県別に1つ抜粋して紹介します。調理方法や郷土料理の背景などについても触れているので、郷土料理に興味がある方はぜひ最後までお付き合いいただけると幸いです。
特定の地域でしか作られていないけれど、魅力的でおいしい食べ物がたくさんあります。以前はその土地でしか食べられない、という物も多くありましたが、今は簡単にお取り寄せできる物も増えています。
農林水産省のウェブサイトによると参考として挙げられているものだけで1,365種類掲載されています。日本列島は南北に伸びているので、北海道や東北地方は冬が長く、厳しい寒冷地帯であることから、新鮮な魚介類や海産物が豊富に獲れます。広い土地と冷涼な気候に恵まれた北海道では、涼しい気候を生かした農耕や酪農も盛んです。一方、沖縄や九州地方は暖かい気候のため、温かさを活かした甘いフルーツの栽培や、ゴーヤなど特色のある野菜を栽培しています。それ以外の地域でも、山菜や川魚、地域独自の野菜など、各地の気候に合わせた食文化が展開されています。これらの食文化は地域の人々によって長年にわたって伝え継がれ、今日でも多くの人々に愛される郷土料理となっています。
郷土料理とは
郷土料理とはその地域の特産物を使った料理で、風土に合った味付けや独自の調理法が用いられています。地域で収穫できる野菜・肉・海産物を活かし、豊かに暮らしていく目的で作られました。現在も各地域で歴史や食文化が受け継がれており、こどもの学校給食にもその地域の郷土料理が出されていることが多くあります。以前はその土地でしか食べられない、という物も多くありましたが、今は簡単にお取り寄せできる物も増えています。
農林水産省のウェブサイトによると参考として挙げられているものだけで1,365種類掲載されています。日本列島は南北に伸びているので、北海道や東北地方は冬が長く、厳しい寒冷地帯であることから、新鮮な魚介類や海産物が豊富に獲れます。広い土地と冷涼な気候に恵まれた北海道では、涼しい気候を生かした農耕や酪農も盛んです。一方、沖縄や九州地方は暖かい気候のため、温かさを活かした甘いフルーツの栽培や、ゴーヤなど特色のある野菜を栽培しています。それ以外の地域でも、山菜や川魚、地域独自の野菜など、各地の気候に合わせた食文化が展開されています。これらの食文化は地域の人々によって長年にわたって伝え継がれ、今日でも多くの人々に愛される郷土料理となっています。
北海道・東北地方
北海道・東北地方にはメインとなる丼から、汁物、漬物までさまざまな郷土料理があります。ここでは、北海道・青森県・秋田県・山形県に伝わる郷土料理についてご紹介しましょう。
北海道「豚丼」
昭和初期、焼いた豚肉にかば焼き風のたれを絡めた丼を帯広市内の食堂で提供したことで、豚丼が発祥しました。豚丼は、焼いた豚ロース・豚バラ肉に砂糖醤油のたれを絡め、ご飯の上に乗せたものです。手軽に食べられる郷土料理として家庭でも親しまれており、季節を問わずおいしく味わえます。
青森県「せんべい汁」
せんべい汁の発祥には諸説ありますが、戦前、ウグイのあら汁にせんべいを入れたことがきっかけだと言われています。元々は家庭向けの料理でしたが、八戸市が郷土料理としてPRを始めたことで、青森の地域料理として有名になりました。せんべい汁は鶏がら醤油のスープに野菜と割ったせんべいを入れ、煮込む調理方法が一般的です。
秋田県「いぶりがっこ」
いぶりがっこは漬物の一種で、囲炉裏の天井に吊るし、燻煙乾燥という方法を用いて作る郷土料理です。原材料は大根ですが、発酵熟成によって作られるたくあんとは風味や色合いが異なるため、秋田ならではの郷土料理だといえるでしょう。室町時代に発祥したとされる、歴史ある漬物のひとつです。
関東地方
関東地方には珍しい焼き鳥や海産物を使った料理、一般的なものとは少し異なる和菓子などがあります。ここからは、群馬県・埼玉県・千葉県に伝わる郷土料理を見ていきましょう。
群馬県「炭酸まんじゅう」
炭酸まんじゅうは、小麦を育てやすい環境にある群馬県で、昔から親しまれている郷土料理です。皮であんこを包む点は一般的なまんじゅうと変わりませんが、炭酸まんじゅうは皮に重曹を混ぜています。甘さと一緒にほのかな苦みを感じられるため、郷土料理ならではの味わいを楽しめるでしょう。
埼玉県「カシラ」
カシラは、焼き鳥の街と呼ばれる埼玉県東松山市で親しまれている郷土料理です。焼き鳥には足の付け根から先の鶏もも肉が使われることが多いものの、東松山市では、全国でも珍しいカシラを使用した焼き鳥を提供しています。カシラは鶏の部位の中でも特においしいとされている部位なので、変わり種を楽しみたい方にぴったりです。
千葉県「さんが焼き」
さんが焼きは、漁師が船の上で作ったことをきっかけに発祥したとされています。山小屋で火を通して食べられていたことから山家(さんが)の名前がつけられましたが、含まれているものは海産物なので、山で採れる食材とは関係がありません。あわびの殻に魚・野菜・調味料を入れて焼いたものが一般的ですが、ひき肉などでアレンジされることもあります。
中部地方
中部地方には地域ならではの特産品を使った郷土料理を始め、栄養バランスの整った主食やおやつなどがあります。ここからは、富山県・石川県・山梨県・静岡県・岐阜県に伝わる郷土料理を解説しましょう。
富山県「ホタルイカ(沖漬け)」
富山県で6000トン前後の漁獲量があるホタルイカは、3月~6月が旬の特産物です。定置網によって鮮度の良い状態で漁獲できることから、漁獲可能地域の中でも特においしくホタルイカを食べられます。最も一般的な調理方法は丸ごと茹でる釜揚げですが、酢味噌あえや刺身としても提供されています。
石川県「ふぐの子」
石川県に伝わるふぐの子とは、ふぐの卵巣を使った糠漬けです。ふぐの卵巣には毒があるものの、独自製法によって毒抜きを行ったものが郷土料理として浸透しています。糠漬けとしてそのまま食べることもあれば、お茶漬けやパスタの具材として使われることもあります。毒を持つ特性から身以外の部分はすべて破棄するよう決められているのですが、江戸時代から伝わるふぐの子の伝統を守るために、唯一卵巣を使った郷土料理が認められている地域です。
山梨県「ほうとう」
山梨県のほうとうは、戦国時代、武田信玄が陣中食として食べていたと伝えられる郷土料理です。鍋に平打ち面や野菜、肉などを入れて味噌で煮込んだもので、県内の飲食店でも提供されています。栄養バランスに優れていることから、家庭でも親しまれている料理です。
静岡県「黒はんぺん」
黒はんぺんは焼津市の特産品ですが、現在は静岡県全域で食べられているため、スーパーなどでも購入可能です。はんぺんといえば白いものが一般的ですが、黒はんぺんは魚の骨や皮も一緒に練りこんでいることから、外観が黒くなっています。季節を問わず食べることができ、フライ・煮物・おでんなどさまざまな調理に活用されています。
岐阜県「五平餅」
江戸時代中期、木こりが木の切れ端にお米をつけて焼き、味噌を塗って食べたことが五平餅の発祥です。飛騨地域や東濃地域だけでなく、長野県や愛知県でも食べられています。以前までは収穫のお礼と豊作祈願として神様にお供えされていましたが、現在は手軽に食べられる郷土料理として、行楽地の飲食店やサービスエリアでも提供しています。
近畿地方
近畿地方には奈良時代や江戸時代など、古くから伝わる郷土料理が揃っています。ここからは、京都府・奈良県に伝わる郷土料理を見ていきましょう。
京都府「京漬物」
漬物は奈良時代に記録されて以来、時代の移り変わりとともに使われる食材が豊富になっています。千枚漬け・すぐき・しば漬けの3つは京都の三大漬物と呼ばれており、地元の人はもちろん、他の地域の人々からも愛されています。京都に数多くある漬物店は、それぞれで独自の商品を展開しているため、さまざまな味を楽しめるでしょう。
奈良県「柿の葉寿司」
塩分の多いサバをおいしく食べるために、米の上に切り身を置いたものを柿の葉で包んで発酵させたことが柿の葉寿司の発祥だとされています。お寿司を柿の葉で包むことでより味わいが深くなるため、県内外から人気を集めています。奈良県は柿の産地としても有名なので、お寿司に特産物を組み合わせた親しみやすい郷土料理だといえるでしょう。
中国・四国地方
中国・四国地方には、知名度の高いそばや和菓子などの郷土料理があるため、有名なものを食べてみたいという方にぴったりです。ここでは、島根県・岡山県・愛媛県に伝わる郷土料理をご紹介します。
島根県「出雲そば」
江戸時代初期、信州松本藩のそば職人が出雲にやってきたことが、出雲そばの発祥だとされています。出雲そばの特徴は、黒みがかった麺と風味・食感に優れた点です。島根県では割子そばや釜揚げそばとして食べられており、季節を問わずいつでも楽しめます。新そばを味わってみたい方は、そばの実が収穫される秋に食べることがおすすめです。
岡山県「きびだんご」
昔話の桃太郎でも登場するきびだんごは、古くから岡山に伝えられている郷土料理です。きびの粉と餅米の粉を混ぜ合わせて作るシンプルな和菓子ですが、同じく岡山の特産品であるマスカットや白桃のシロップが包まれている種類も展開されています。地元ではあまり食べられていないものの、知名度の高さからお土産として人気の品です。
愛媛県「じゃこ天」
1615年、蒲鉾職人が魚の身や皮を加工して作り上げたことが、じゃこ天の発祥です。名前の由来には、さまざまな種類の魚を混ぜ合わせる雑魚天からじゃこ天に変化した説や、原料のひとつであるほたるじゃこから名付けられた説もあります。小魚の身・骨・皮を丸ごとすりつぶして固め、油で揚げたもので、おかずとしても、お酒のおつまみとしても楽しめるでしょう。
九州地方
九州地方にはメインとなる郷土料理の他、お酒のおつまみとしておすすめの一品もあります。ここからは、福岡県・長崎県・熊本県・宮崎県・沖縄県の郷土料理を見ていきましょう。
福岡県「がめ煮」
天正時代、朝鮮に出兵した兵士がありあわせの材料を煮込んで料理を作ったことが、がめ煮の発祥です。博多の方言である「がめくりこむ(寄せ集める)」が名前の由来になっており、福岡では家庭料理としても親しまれています。骨付きの鶏肉・野菜・干しシイタケなどのさまざまな食材を煮込むため、栄養素をたっぷり摂取できる一品です。
長崎県「皿うどん」
皿うどんの発祥は、1899年に中華料理店の店主が汁なしのちゃんぽんを作ったことです。発症当時はちゃんぽんと同じ太い麺を使っていましたが、現在はパリパリの細麺に野菜たっぷりのあんかけを乗せたものが主流です。皿うどんを提供する店舗が全国に展開されているため、長崎県以外でも親しまれています。
熊本県「辛子れんこん」
辛子れんこんの発祥は1632年頃です。れんこんを不浄なものとしていた肥後細川家初代藩主、忠利公のために、味噌と和辛子を混ぜ合わせたものをれんこんの穴に入れ、油で揚げたものを出したことがきっかけに親しまれるようになりました。熊本県の食卓によく出てくる郷土料理ですが、正月に出すおせちにも欠かせない一品となっています。
宮崎県「冷や汁」
農民たちがご飯に生味噌を乗せ、水をかけて食べていたことが冷汁の発祥です。気温が高く、湿気の多い宮崎県で冷たいものは特に需要が高いことから、平野部を中心に、郷土料理として根付きました。
いりこやタイなどの魚の身をゴマやピーナッツなどを味噌で炒め、冷ましたお湯を流しいれます。さらにキュウリや大葉、ショウガなどを混ぜ合わせ、ご飯にかければ出来上がりです。手軽に食べられる料理として、家庭でも親しまれています。
沖縄県「ラフテー」
豚肉を使った料理のバリエーションが豊富な琉球料理の中でも、特に知名度の高いラフテーは県内外の人から愛されている一品です。皮つきの豚三枚肉を醤油・泡盛・砂糖で煮込み、柔らかな食感に仕上げたもので、ほのかに残る泡盛の香りが食欲をそそられることでしょう。
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まとめ
古くから伝わる郷土料理は全国各地にあり、地域によって内容が大きく異なります。肉・魚・野菜など、地域の特産物を活用して作られた品なので、全国の特産品を食べてみたいと考える方は、ぜひ郷土料理を取り寄せてみてください。
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(参考):農林水産省Webサイト
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