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どちらがお得?自炊と外食のお金を比較!
お給料日の直後は気前がよくなって外食や飲み会で散財。でも毎月20日くらいになってくるとおサイフ事情がさみしくなり、あわてて食費を切り詰める……。こんな経験ありませんか?「食」は毎日のこと。食費の節約は、家計管理に最も影響すると言ってよいでしょう。しかし、特に単身世帯は食事が外食に偏るのも事実。下手に自炊をするほうが、食材費がかさんでしまう場合もあるようです。外食と自炊って、結局どちらがお得なのでしょうか?
「おひとりさま」の食費。すべて外食だとどれくらいかかる?
がん、心疾患、脳疾患は、進行の程度や回復のスピード、差額ベット代などにより、入院日数と費用はさまざまです。あくまで目安となりますが、平均入院日数や自己負担額を算出したデータをご紹介します。自己負担額は、3割負担で概算しています。
まず、すべての食事を外食でまかなう場合、月にどのくらいのお金を使うことになるのでしょうか。食べるメニューによっても変わるので、今回はわかりやすくするために、以下のようにメニューを決めて計算してみましょう。一般的なひとり暮らしのサラリーマン・OLを想定します。
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【朝食】パンとコーヒー、またはおにぎりとお茶
【昼食】麺類や丼ものなど1品メニュー
【夕食】ごはん・主食・野菜の副菜・スープ
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月曜〜金曜
【朝食】500円(コンビニ、チェーン系カフェなどを利用)
【昼食】800円(一般的な価格のレストラン。または中食でお弁当などを利用。デザートはコンビニ)
【夕食】1,200円(一般的な価格のレストラン)
1日2,500円×5日=12,500円
土曜・日曜
【朝食】なし
【昼食】1,000円(一般的な価格のレストラン)
【夕食】1,500円(一般的な価格のレストラン)
1日2,500円×2日=5,000円
1か月(30日)の合計=75,000円
上記はファミレスや大手レストラン、コンビニなどを利用した場合を想定した概算です。さらに仕事中に飲むコーヒーやペットボトル飲料、夜の会食、ご褒美デザートなどが加わることも考えると、さらに2万円ほどは見ておきたいもの。つまり、すべて外食でまかなう場合、およそ10万円は見積もっておいたほうがいいということになります。ちょっと考えてみてもこれはさすがに使いすぎ。ひとり暮らしで食費に毎月10万円も使えるのは、ごく一部の方に限られるのではないでしょうか。
食費は「手取りの15%前後」が理想!
一般的に、食費は「手取り金額の15%程度が理想」と言われています。具体的な金額はどのくらいでしょう。
手取り額別 理想の食費額
こうして見ると、さらに外食のコスト高がはっきりわかりますね。上記の図はあくまで理想額ですが、こちらの数字を目安に、まずは自分が使える適正な食費を算出してみてください。「自分の手取りに対する食費があまりに高い!」という人も多いのではないでしょうか。
とはいえ外食がメインの場合、食費を手取りの15%以内に抑えるのは至難の業。美味しいものを食べることは何にもかえがたい楽しみのひとつですし、節約に走りすぎてガマンするのもストレスになりますよね。また、理想の食費額を多く上回る人ほど、いきなり食費を落とすのは難しいでしょう。そこでおすすめしたいのが「食費の3割カット」です。まず、以下の方法を試してみてください。毎月の食費を少しずつカットし、むやみに外食費がかかる状況から脱出しましょう。
外食派の食費を節約!3つの行動パターン
1:毎月の食費の上限を決める
まずは自分が今使っている食費の3割減を、使っていい食費の上限として設定しましょう。それが達成できたら、翌月はさらに1割カットして、次第に理想の食費額に近づけます。
2:飲み物はコンビニよりスーパーで買う
当然ですが、コンビニはスーパーより割高です。同じお茶を買う場合でも、コンビニのほうが1〜2割は高いと考えていいでしょう。ひとり暮らしはコンビニに立ち寄るのがクセになっている人も多いので、まずそれをやめること。近所のスーパーに行く習慣ができると、自炊への道も近くなります。
3:中食(市販のお弁当、お惣菜など)を活用する
外食と自炊の間「中食」。安いお惣菜を上手に活用するのも、食費カットの賢い方法。特に外食派は野菜が不足しがちなので、野菜たっぷりのお惣菜を選ぶと栄養バランスが良くなり、一石二鳥です。
自炊をしたら食費が節約できる?
「外食と自炊、どちらが節約になるか」という問題ですが、これは結果的に自炊に決まっています。なぜなら外食のほうが安くあがるのであれば、世の中の家庭は全部外食にしているはずだから。「自炊のほうが高くつく」という人は、よほど高い食材を使っているか、買った食材を上手に使い切れず、ロスしている場合がほとんどです。
でも、毎日忙しくてスーパーにも行けなかったり、料理をしない人にとって自炊はハードルが高いのも事実。少しでも自炊のエッセンスを取り入れて、食費を賢く節約するにはどうしたらいいのでしょうか?
まずは「ごはん」を炊いてみる!
ひとり暮らしの人の中には「料理しないし、自炊は遠い夢……」という人もいるでしょう。でも、毎日の食費を少しでも節約したいと願うのであれば、せめてオール外食からは脱出しませんか?
自炊の第一歩としておすすめしたいのが「ごはんを炊く」こと!炊きたてのごはんは、外食や中食では味わえないごちそうです。例えばこんな献立はいかがですか?ごはんの代金は別として、わずか170円で1食になります!
・ごはん
・卵 20円(1個)
・納豆 50円(1パック)
・インスタント味噌汁 100円
ごはんを炊くきっかけ作りとして、思いきって炊飯器を買ってみるのもオススメです。最近は炊飯器の性能がすごく良くなっているので、朝にごはんを炊きっぱなしで出かけても、夜まで美味しい状態で保存してくれます。仕事で遅くなっても家で温かいごはんが食べられると、1日の疲れが癒されますよね!
炊飯器の性能は値段に比例するので、この際ローンを賢く活用して、一番いい機種を買ってみるのも、長い目で見れば賢い選択かもしれません。おいしいごはんが炊けるようになると家で食事を摂る回数が増え、結果的に外食費のカットにつながりますよ。食事は生活の基本中の基本。節約にもなり体にも良い「おいしい自炊ライフ」始めませんか?