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個人間送金の仕組みをわかりやすく解説!メリットやデメリットについても紹介
近年は、キャッシュレス化の流れが進み、送金についても従来の銀行振込とは違った、銀行を介さない個人間送金が注目を集めています。個人間送金は、いつでも送金ができたり、送金時に手数料が必要なかったりといったさまざまなメリットがありますので、使ってみたいという方も多いのではないでしょうか?
しかし、「個人間送金の仕組みがわからない」や、「使い方がわからない」という方もいると思います。今回は個人間送金機能の仕組みや使い方、メリット・デメリットについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。
Contents
記事のもくじ
個人間送金は金融機関の口座を介さず個人に送金ができるサービス
個人間送金は、ネットワークに接続されたパソコンやスマートフォンなどの端末同士が直接通信するPeer to Peer(P2Pの略称で呼ばれることもあります)という方式を活用した金融サービスです。
その特徴は、個人間送金サービスを提供しているアプリを利用することで、銀行口座を介さずに個人間での送金ができる点です。相手のQRコードやアプリのアカウント、専用のリンクなどを知っていれば、原則、24時間365日送金が可能です。
また、従来の銀行振込のような送金では、振込手数料を必要ですが、個人間送金は銀行を介さないため、このような手数料をかけずに送金することができます。
アメリカや中国などの海外では、一般的なサービスとして普及しており、近年は日本でも個人間送金サービスを提供する事業者が増えてきています。
個人間送金ができるアプリの種類
個人間送金が可能なアプリは、運営する事業者の業務形態によって、資金移動業者、前払い式支払い手段発行業者、電子決済等代行業の3つに分類されます。
銀行以外の一般事業者が送金を行うためには、資金決済法で、「資金移動業者」として登録することが義務付けられています。そのため、個人間送金が利用できるアプリはすべて同じ機能ということではなく、業務形態によって、本人確認の有無や支払い手段などが異なることを覚えておきましょう。
各事業者の特徴は以下のようになっています。
業務形態 | 特徴 |
---|---|
資金移動業者 | 利用者は本人確認が必要となりますが、入金やチャージしたお金を1回あたり100万円以下であれば送金することができます。 受け取った側は現金での出金が可能です。 |
前払い式支払い手段発行業者 | 利用者の本人確認が必要なく、クレジットカードなどで事前にチャージしたアプリ内の電子マネーやポイントを相手に送ることができます。 受け取り側は、送られた電子マネーやポイントを使うことが可能ですが、厳密には送金でないため、現金として出金することはできません。 |
電子決済等代行業 | 利用者と銀行の仲介をする事業者のことで、利用者は、チャージや口座への出金操作は不要です。 自身の口座から相手の口座に送金ができますが、対応する銀行が少ないというデメリットがあります。 |
このように、個人間送金は、アプリによって特徴が大きく異なるので、個人間送金を利用する際は、事前に特徴を確認するようにしましょう。
主に個人間送金が利用されるシーン
銀行口座を介さない個人間送金は、スピーディな送金と着金が可能であり、インターネットを介しているため、離れた相手ともやり取りが可能です。そのため、利便性が高く、さまざまなシーンで利用することができるサービスです。
一般的に、個人間送金が利用されるのは以下のようなシーンです。
● 飲み会での割り勘
● グループで旅行した際の精算
● 行事やイベントでの集金
● 一人暮らしをするこどもへの仕送り
例えば、友人や会社の同僚などと飲食をした際、盛り上がっていた場の雰囲気が、会計時に下がってしまうという経験はないでしょうか?
個人間送金サービスを利用すれば、一人が料金を立て替えて、あとからアプリを使って精算することが可能なので、その場で現金を集める方法よりスムーズな支払いが可能になります。
また、直接会うことが難しい相手にもすぐに送金ができるため、一人暮らしの子どもへの仕送りなどに活用することもできます。
個人間送金のメリット
個人間送金は、利用するアプリによって特徴が異なりますが、基本的なメリットは共通しています。ここでは個人間送金に共通したメリットについて紹介しますので、利用する際の参考にしてください。
スマホ上でお金のやり取りができる
個人間送金は、銀行口座やクレジットカードからチャージして、スマートフォンのアプリ上で送金が可能ですので、現金がなくてもお金のやり取りができます。また、1円単位から設定が可能ですので、細かい金額を精算することも問題なく行えます。
例えば、飲み会などの割り勘では、支払いの際にお金が足りないからといってATMで引き出す必要がなくなり、幹事が個別に小銭を集める必要もなくなります。
24時間365日、いつでも送金が可能
銀行口座を介さない個人間送金は、基本的に24時間365日送金が可能ですので、銀行振込のように、銀行の営業時間を気にせずにいつでも送金を行えるメリットがあります。
また、瞬時に送金と着金が確認できるので、その場でスピーディなお金の受け渡しができ、送金履歴も記録されるため、トラブルの防止にもなります。
送金の場合、金融機関に比べて手数料が低い
個人間送金は、送金を行う際に手数料がかからないので、ATMの時間外手数料や振込手数料といった余計な費用を節約することができます。
また、資金移動業者が提供するアプリであれば、受け取り側は現金での出金(※)が可能ですので、銀行振込の代用として利用することも可能です。
ただし、基本的に送金可能な上限金額がアプリごとに決められており、多額の送金をする場合には、送金限度額についてもあらかじめ確認しておきましょう。
(※)アプリによっては出金の際に手数料が必要となる場合があります
個人間送金のデメリット
ここでは、個人間送金のデメリットについて紹介します。個人間送金を利用する際は、メリットだけでなく、デメリットも把握してから利用することが大切ですので、確認しておきましょう。
アプリによっては現金での出金に手数料がかかる
個人間送金は、送金の際に手数料を必要としないものの、現金を出金する際は手数料が必要となる場合があります。出金手数料はアプリによって異なりますが、無料のものから200円程度必要になるものがありますので、覚えておきましょう。
ただし、現金として出金せずに、アプリ内でそのまま利用する分には手数料が発生しません。余計な手数料をかけたくない方は、現金として出金せずにアプリ内で利用してもよいでしょう。
その他、出金手段についてもアプリによって異なっており、主に下記の2タイプとなっています。
● アプリから銀行口座への振込して出金
● アプリ指定の銀行ATMにて出金
また、アプリからの振込が可能な銀行については、アプリごとに決められていますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
同一アプリ内でしか送金ができない
個人間送金は、送金側と受け取り側が同一のアプリを使用している場合でのみ利用可能です。相手がアプリを利用していなければ、個人間送金を行うことができないというデメリットがあります。
こちらのデメリットは、複数のアプリを利用することである程度解消することが可能ですが、複数のアプリを使用する場合は、お金が分散して煩雑になる可能性がありますので、注意が必要です。
個人間送金の使い方
スマートフォンアプリの個人間送金サービスを利用するためには、原則として銀行口座やクレジットカードを登録し、自身のアカウントにチャージしておく必要があります。基本的な流れは以下のようになりますので、覚えておきましょう。
1. 専用のアプリをインストール
2. 銀行口座やクレジットカードを登録(※)
3. アプリのアカウントにチャージ
4. 相手に送金
(※アプリによっては本人確認が必要になります)
個人間送金を利用する際のチャージにはセゾンのクレジットカードがおすすめ
海外では一般的なサービスとして普及している個人間送金ですが、近年は日本でもその利便性から注目を集めています。そのため、今後も個人間送金サービスが誕生する可能性があります。
個人間送金を利用するためには、基本的に銀行口座やクレジットカードが必要となります。両方準備しておくことで、利用できるアプリの幅が広がりますので、クレジットカードをまだお持ちでない方は、この機会にクレジットカードの申し込みを検討してみてはいかがでしょうか。
セゾンが発行するクレジットカードは、対象の個人間送金アプリに登録できるほか、日々の生活で利用できる充実した特典が付帯しています。ここでは、セゾンが発行するおすすめのクレジットカードを紹介しますので、カードを選ぶ際の参考にしてください。
SAISON CARD Digital(セゾンカードデジタル)なら最短5分で利用可能
SAISON CARD Digitalなら、スマートフォンがあれば、その場ですぐに申し込みができ、お申し込み開始から最短5分で利用が可能です。ブランドは、VISA、Master、JCBのいずれかを選ぶことができます。
後日、簡易書留で自宅に届くプラスチックカードは、カード番号や有効期限、セキュリティコードが記載されていないナンバーレスカードとなっています。カード番号は公式スマホアプリ「セゾンPortal」で確認でき、発番後はすぐに個人間送金のチャージやネットショッピングなどで利用できます。
カード番号を第三者に盗み見されることがありませんので、従来のクレジットカードよりさらに安心して使うことができるでしょう。
また、年会費は無料なため、初めての方でも安心して使うことができます。
個人間送金のまとめ
個人間送金は、銀行の口座を介さずに個人間での送金ができるサービスです。銀行振込のように、送金時に手数料がかからなかったり、24時間365日送金を行うことができたりといったメリットがあります。
ただし、個人間送金を利用する際は、原則、銀行口座やクレジットカードを登録し、チャージが必要になります。
SAISON CARD Digitalであれば、申し込み当日に利用することも可能ですので、クレジットカードの申し込みを考えている方は、ご検討ください。