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クレジットカードの「サイン」どうしてる?
意味と注意点を解説
クレジットカードの裏面にある「ご署名」の欄。クレジットカードが手元に届いたら、利用者はこの部分に自筆で署名(サイン)をする必要があります。
サインをせずにクレジットカードを使うのは、実は非常に危険です。サインの意味と重要性を学び、クレジットカードを安心安全に利用しましょう。
Contents
記事のもくじ
クレジットカードのサインに関する基礎知識を知ろう
最初に、クレジットカードのサインの持つ意味など、サインの基礎知識から学びましょう。
サインは支払いをした人を証明するために署名するもの
クレジットカードは、カード会社の審査によって信頼性を確認された人が、信用情報をもとに現金ではなく商品を購入できる「ツール」です。裏面にサインがないクレジットカードは「本人確認が取れない」と見なされ、本来は利用できません。
サインのないクレジットカードを使おうとした場合、店舗側は、その場で利用者にサインの記入を求めることができます。また、カード利用者がそれに応じなかった場合は、カードの利用を拒否することもできます。
サインは漢字か英語、どちらで書けばいいの?
クレジットカードの裏面にサインをするとき、悩みがちなのが「サインは漢字か英語、どちらで記入すればいいの?」という問題です。
結論から言えば、サインは漢字でも英語でも、ゴシック体でも筆記体でも構いません。
それどころか、ニックネームやイニシャルでも、「自分が書いたサイン」と証明することができれば、サインとして十分に通用します。「簡易的なサインだから有効ではない」ということは、一切ありません。
その上で、第三者の悪用のリスクを考慮すると、あまり真似されやすいようなサインは避けたほうが無難です。
例えば、漢字のサインは書き手の個性が出やすいため、偽造防止には有効な手段でしょう。
パスポートと同じサインにした方がいいの?
海外旅行での利用を想定してクレジットカードを作成する場合、パスポートとクレジットカードを同時に掲示することもあるので、パスポートと同じサインにした方が良いでしょう。
サインの筆記具はどんなものがいいの?
カード裏面のサインは、一度書いたらなかなか消すことができない、上書きされにくいことが、不正使用防止には重要です。
そういった意味で、水性のペンやシャープペン、細いボールペンといった筆記具は、筆跡がすぐ見えなくなってしまう可能性があるので避けましょう。水や汚れに強い油性のサインペンで、筆跡がしっかりわかり、文字が潰れない適度の太さがいいでしょう。
署名欄のサインを失敗したらどうすればいいの?
カード裏面のサインをうっかり間違えて記入したり、書き損じた場合は、どうすればいいのでしょうか。
カード裏面のサインは、二重線を引いて訂正したり、無理やり字を消して書き直すような行為は認められていません。なぜなら、本人でない第三者が書き直した可能性もある、と受け取られるからです。
同様に、使用し続けているうちに薄くなったサインの上から新しいサインを書くのもNGです。
サインの書き間違えや書き損じ、あるいは使い続けて字が薄くなった場合は、すぐにカード会社に連絡し、再発行の手続きをしましょう。
サインをしていないと起こりうるリスク
クレジットカードの裏面にサインを記入せずに利用していると、さまざまなリスクがあります。
(1)そもそも支払いを拒否される場合がある
クレジットカードの裏面にサインがない場合、すでに説明した通り、本人確認が取れない状態となります。ですから店舗側は、クレジットカードでの支払いを拒否する場合もあります。
(2)カード不正利用のリスクがある
紛失や盗難によって、裏面にサインのないクレジットカードが第三者の手に渡った場合、非常に危険です。第三者が勝手にカードの裏面にサインをし、なりすましでクレジットカードを不正利用する可能性があるからです。
※所定の手続きが必要となります。
クレジットカードが不正利用されたときは、通常ならその被害額はカード会社による盗難補償が受けられます。しかし、それは裏面にサインがある場合です。
※所定の手続きが必要となります。
カードの裏面にサインがない場合、規約違反と見なされ、盗難補償の対象外になることもあります。その場合、被害額は自己負担となる可能性が高くなるので注意しましょう。
支払時のサインはカード裏面と同じサインを記入する
店舗などでクレジットカードを利用し、サインを記入する必要がある場合は、カードの所有者と利用者が同一人物であることを証明する必要があります。ですから、カード裏面のサインと同じサインを記入するのがセオリーです。
異なるサインを記入すると、たとえ本人でも説明を求められた時の対応に困ります。無用なトラブルの原因になるようなことは避けて、スムーズなカード支払いをしましょう。
家族カードや従業員カードなど、追加カードのサインは誰が書けばいいの?
クレジットカードの追加カードの裏面に記入するサインは、それぞれのカードの名義人が記入します。
なぜなら、追加カードといえどもそのカードの1枚1枚は、個々人に割り当てられているからです。
家族や従業員だからといって使い回しができるものではありません。配偶者のカードは配偶者自身が、子どものカードは子ども自身がカードの裏面にサインを記入する必要があります。
クレジットカードのサインは更新時の書き忘れに注意!
意外と多いトラブルが、「クレジットカードの更新時に、新しいカードの裏面にサインを書き忘れてしまう」ということです。
新しいカードが届いたら、すぐにサインをするように心がけましょう。
まとめ
クレジットカードとサインに関する記事はいかがでしたか?クレジットカードの裏面に記入するサインは、カードの利用者本人を証明する大切なものです。カードにサインが記入してあれば、万が一の不正利用でも補償を受けることができます。カードが届いたらすぐにサインを記入し、安心安全なカードライフを楽しみましょう。