どんなクレジットカードにも有効期限が存在します。そして、それに伴って更新手続きを行う必要があります。クレジットカードの有効期限は、カードの種類ごとに異なり、一律ではありません。有効期限の平均は3年から5年のところが多いようです。

クレジットカードの有効期限を忘れ、古いカードをそのままお財布に入れておくと、いざという時に使えないこともあります。

クレジットカードの有効期限を迎える前に新しいカードへの切り替えをスムーズに行い、快適なクレカライフを送りましょう。

まず、クレジットカードの有効期限の確認方法を知りましょう。

クレジットカードの有効期限は、カードの表面に記載されているのですぐわかります。ただし、クレジットカードの種類によって、数字の表記に若干の違いがあります。

例えば、有効期限が2022年7月なら、
07/22
07-22
と、月(Month)が先に表記され、年(Year)が後ろに表記されます。

なお、「GOOD THRU」や「VALID THRU」などと表記されている場合もありますが、どちらも「有効期限」という意味です。

そもそも、どうしてクレジットカードには有効期限が存在するのでしょうか。ここからは、クレジットカードに有効期限が設けられている主な理由をご紹介します。

クレジットカードは丈夫なプラスチックなどでできています。とはいえ、使い続けていると経年劣化は起こります。

また、本体以外でもカードの磁気部分やICチップの部分が破損したり、汚れて機能が低下してしまう可能性があります。

そこでクレジットカードに有効期限を設けて定期的に更新することにより、クレジットカードの折れ曲がりや磁気不良によるトラブルを回避できます。

クレジットカードにまつわる犯罪は年々巧妙化しています。カード会社としては万全の対策を講じていますが、それでも現在の防犯技術が数年後に通用するとは限りません。

しかし、クレジットカードに有効期限を設けて定期的に更新する形にしておけば、常に最新の防犯機能を備えたカードを利用できます。

古いカードだと防犯技術も古いままですが、更新して最新の機能を持つカードにすることで防犯対策につながります。

また、更新時のセキュリティコードの変更などが、万が一の盗難・紛失による不正使用のセーフティーネットになります。

クレジットカードの有効期限が近づいてきたら、新しいカードへの更新手続きが必要なのか気になるところです。

しかし、更新手続きはなく、自動更新されるケースがほとんどです(一部、年収など最新の情報の確認がある場合や、更新の手続きが必要な場合もあります)。

クレジットカードの有効期限が近づくと、通常、有効期限の1ヵ月ほど前にカード会社から新しいクレジットカードが送られてきます。

新しいクレジットカードが送られてきたら、古いクレジットカードにハサミを入れて廃棄しましょう。

「更新カードが送られてくる月に出張があるので受け取れない」など、状況によっては通常より早めに更新カードを受け取りたいといったケースもあるでしょう。

このような状況にいる方は、カード会社に相談してみてください。更新カードの受取は、カード会社によって早められる場合があります。

カード有効期限の数ヵ月前から更新カードの受取相談を受け付けているカード会社もあるため、受取タイミングを早めたい場合はカード裏面にあるお問い合わせ先に電話してみることをおすすめします。

セゾンカードの更新カードを早めに受け取りたい場合は、カード裏面のインフォメーションセンターにご相談ください。

クレジットカードの更新を考えていない場合は、有効期限が訪れる前にカード会社に連絡をしましょう。

クレジットカードは自動更新されるケースがほとんどのため、「更新は不要」と考えていても放置しているとそのまま更新されてしまいます。

更新された場合、クレジットカードの年会費もこれまでと同じように発生するので注意してください。

新しいカードの受取時に想定されるトラブルとして「不在で更新カードを受け取れなかった」、「引っ越し後に住所変更をしていなかったため、カードが届かなかった」といったケースがあります。

まず、更新カードが受け取れなかった場合には「不在連絡票」もしくは「本人限定受取郵便物の到着のお知らせ」がポストに投函されています。

カードを受け取るためにはそれぞれに記載されている内容に従って再配達依頼をするか、郵便窓口で受け取る必要があります。

なお、保管期間が過ぎた更新カードはクレジットカード会社に返送されるため、もし返送されていた場合はクレジットカード会社のインフォメーションセンターに問い合わせ、再送してもらいましょう。

もうひとつのトラブルとして多いのが、住所変更手続きを済ませていなかったため、更新カードが届かなかったというケースです。

更新カードは重要書類として扱われるため、転送不要の簡易書留で郵送されることが一般的です。

そのため、転送届を出していても新居への転送などはできず、配達できなかった更新カードはクレジットカード会社へ返送されます。

住所変更をしておらず更新カードが届かなかった場合も、インフォメーションセンターに問い合わせましょう。

有効期限を過ぎてもクレジットカードが更新されなかった場合は、以下のような理由が考えられます。

・再審査に通過しなかった
・一定期間クレジットカードの決済利用がなかった

カードの更新を滞りなく完了させたい場合には、普段から記の点に留意しておく必要があります。

それぞれの理由について、詳しく見ていきましょう。

クレジットカードの審査は、申し込んだときだけではなく、更新するときにも行われます。再審査に通過できなかった場合は、クレジットカードの更新が行われないため注意が必要です。

一定期間クレジットカードを利用していなかった場合も、クレジットカード会社の独自の基準により更新カードが発行されないことがあります。

例えば「海外旅行用にとりあえず作ってみた」、「メインカードを紛失したときのために、サブカードとして作った」という理由で発行したカードは、長期間利用しないといったケースがあります。

より確実にカードを更新したい場合は、可能な範囲で定期的にカードを利用することをおすすめします。

新しいクレジットカードの更新後、いくつか行うべきことがあります。項目別に説明します。

新しいクレジットカードが送られてきたら、古いクレジットカードにハサミを入れて廃棄しましょう。

古いクレジットカードは有効期限まで利用できますが、期限を過ぎてしまうと、お会計時に使えない事態が発生してしまいます。新しいクレジットカードが届いたら、古いクレジットカードは早めに廃棄しましょう。

特に、磁気テープとICチップの断裁は、クレジットカードの原型がわからなくなるくらいに入念に行いましょう。

クレジットカードは、裏面の署名欄に自筆で署名して初めて正式に利用することができます。署名がないと基本的には利用することができないので、注意しましょう。署名していないクレジットカードは、店舗側から利用を拒否される場合もあります。

公共料金やネットショッピングなど、クレジットカードの情報が登録されているものがあれば、継続決済ができるように情報を更新しましょう。

カード番号自体は変わりませんが、有効期限やセキュリティコードが変わっているので、更新するまでは引き落としができない場合もあります。

クレジットカードの利用限度額は、更新ごとの審査によって決定されます。そのため、古いクレジットカードと新しいクレジットカードで、利用条件に変更がある場合があります。最新の利用条件を知ることで、スムーズなクレジットカードの利用ができます。

公共料金や固定費など各種サービスの支払いにクレジットカードを利用している方は、更新後に支払い先に登録しているカード情報の変更手続きを忘れないように注意してください。

基本的にクレジットカードの番号は更新されても変更されませんが、セキュリティコードや有効期限などの情報は変わります。

そのため、カード情報の変更手続きを忘れてしまうと引き落としがされず、知らず知らずのうちに支払いを延滞してしまう可能性があります。

支払いが遅れると信用情報に良くない影響が出る場合があるので、延滞はできるだけ避けたいところです。今までどおり支払いを済ませるためにも、クレジットカードが手元に届いた時点で支払い先に登録しているカード情報は変更しておきましょう。

「年会費が高い」、「使い勝手が良くない」などの理由から、クレジットカードを更新するかどうか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

このような方は有効期限の前にほかのクレジットカードと比較し、より自身に合ったカードを探してみることをおすすめします。

以下では保有コストが低く発行しやすいクレジットカードを2枚ご紹介するので、ぜひ検討してください。

セゾンカードインターナショナルは、気軽に発行できるクレジットカードを探している方におすすめです。年会費は無料のため、保有コストがかかりません。

年会費無料にもかかわらず、豊富な特典が付帯しています。家族カード(ファミリーカード)とETCカードも年会費無料で発行できるのもセゾンカードインターナショナルの魅力の1つです。

ほかにも、対象の店舗でカードを提示・利用すると割引を受けられ、ABEMAプレミアムの利用料が1ヵ月無料、人気チケットの優待割引を受けられる「イープラス」など、さまざまな特典が付帯しています。

なお、インターネットから申し込み後、対象のセゾンカウンターで受け取りを選択すれば、最短即日発行ができます。すぐに入手できるため、「今のカードを解約して新しいカードが届くまでの間、カード決済ができないと困る」という方でも安心です。

*補償を受けるには、以下条件があります。
・当社が実施する調査で不正利用による被害が確認できること
・当社に連絡した日を含めて61日前までさかのぼったご利用分

セゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード Digitalは、使い勝手の良さが魅力のクレジットカードです。

クレディセゾン公式スマートフォンアプリ「セゾンPortal」上にカードが発行されるデジタルカードとなっており、カード情報の確認や管理はアプリからいつでも行えます。デジタルカードはお申し込み開始から最短5分で発行され、その後はすぐにオンラインショップや電子マネーの利用が可能です。

後日郵送で届くプラスチックカードはカード情報が券面に記載されていないナンバーレスカードなので、カード番号の盗み見をされる心配もなく、セキュリティ面に不安がある方でも安心して利用できます。

また、QUICPayで支払いをするとカードの利用で貯まる永久不滅ポイントが最大2％相当還元※されるため、ポイントの貯めやすさを重視する方にもおすすめです。

貯めたポイントはカードの支払いに充当する、ほしいアイテムと交換するなど、さまざまな使い方ができます。有効期限がないので、ポイントが失効してしまう心配もありません。

※1ポイント最大5円相当のアイテムと交換した場合となります。
※適用には、諸条件があります。詳細はカードお申込みページをご確認ください。

ここでは、クレジットカードの更新に関してよくある質問をご紹介します。初めて更新を行う方は、ぜひ参考にしてください。

クレジットカードと同様にETCカードや家族カード(ファミリーカード)などの追加カードにも有効期限があります。ETCカードや家族カードも原則自動更新となっているため、更新時期が近づくと新しいカードが送付されます。

更新されたETCカードはクレジットカードとは別々に届くのが一般的です。カード会社によっては、先にクレジットカードが届いて数日経過してから、ETCカードが届く場合もあります。

家族カード(ファミリーカード)は有効期限が本会員のカードと同じ場合には同封されるケースもありますが、同封か別送かはカード会社によって異なります。

それぞれの送付時期はカードによって異なりますが、セゾンカードではおおよそ有効期限月中旬ごろまでに送付いたします。

古いクレジットカードと新しいクレジットカードでは、いくつか変わる部分があります。

通常、カード番号はそのまま変更はありませんが、有効期限とセキュリティコードが新しいものになります。

なお、セゾンカードの場合はカードの破損や暗証番号変更によってカードを更新した際も、カード番号は変更されず、セキュリティコードのみ変更されます。

更新された新しいカードは、届いたその日から利用可能です。

更新された新しいカードは通常、カード番号に変更はありませんが有効期限とセキュリティコードが変わっています。そのため、もし旧カードをネットショッピングなどに登録している場合、旧カードが使えなくなるタイミングで決済ができなくなります。

旧カードを登録しているサービスがある場合、新しいカードが届いたタイミングで登録カード情報を更新しておきましょう。

なお、今まで利用していた旧カードは、カードに記載されている有効期限を過ぎるまで利用できますが、新しいカードとの混同を防ぐためにも廃棄することをおすすめします。

旧カードの廃棄時には、個人情報保護のためにカードをハサミで裁断することをおすすめします。前述のとおり、カード番号は変わらないことが多いため、ゴミとして捨てるタイミングや方法にも注意を払いましょう。

安全性を考慮し、旧カードは有効期限が切れたあとに処分することをおすすめします。また、裁断したカードは別々のゴミ袋に分け、数日に分けて捨てるなどするとより安全に処分できます。

クレジットカードはすべてのカードに有効期限があり、定期的に更新が必要となります。

クレジットカードは基本的に自動更新であるため、更新に特段の手続きは必要ありません。セゾンカードではおおよそ有効期限月中旬ごろまでに、更新カードが送付されます。新しいカードが届いたら、旧カードは裁断して廃棄しましょう。

また、クレジットカードの更新は、保有しているカードを見直す機会でもあります。現在のカードを保有し続けようか悩んでいる方は、より使いやすそうな、自身に合ったカードを更新前に探してみると良いでしょう。

(※)「QUICPay」「QUICPay＋」は、株式会社ジェーシービーの登録商標です。