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クレジットカードの支払いが遅れたらどうなる?対処法も紹介!
クレジットカードでは毎月決められた日にちに引き落としが行われますが、その日までに引き落としに必要なお金を準備できていなければ、支払いを滞納してしまうことになります。
もちろん支払いは滞納しないほうがよいですが、どうしても期日までにお金が用意できないこともあるでしょう。
そこで今回は、クレジットカードの支払いを滞納してしまった場合に起こることや滞納してしまった場合の対処法について、説明します。
Contents
記事のもくじ
クレジットカードの支払いが遅れた場合の3つのデメリット
クレジットカードの支払いが遅れてしまった場合
①遅延損害金が発生する
②信用情報機関に登録される
③法的措置により財産が強制的に差し押さえられる
それぞれについて、詳しく説明します。
①遅延損害金が発生する
クレジットカードの支払いが遅れると、その翌日から「遅延損害金」と呼ばれるものが発生します。
遅延損害金は、以下の式で計算されます。
支払いを滞納している金額×遅延損害金の年率×滞納日数÷365
この式からわかるように、支払いが遅れている金額が大きければ大きいほど、遅れている日数が長ければ長いほど、発生する遅延損害金の額は大きくなります。
ためしに遅延損害金の年率が20.0%のクレジットカードで、50万円分の支払いが1ヵ月(30日)遅れたした場合に発生する遅延損害金の金額を計算してみると、以下のようになります。
50万円×0.20×30÷365≒8,219円
この条件だと、1ヵ月支払いが遅れると8,200円ほど余分に支払いを行わなければならなくなってしまうことがわかります。
②信用情報機関に登録される
クレジットカードの支払い状況は、信用情報機関というところで管理が行われています。信用情報とは、クレジットカードや割賦販売(分割払い)、各種ローンなどの契約について、契約内容や支払い状況といった取引における客観的な事実を登録した個人情報のことです。
日本にある個人に関する信用情報機関には、「シー・アイ・シー(CIC)」、「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」、「日本信用情報機構(JICC)」の3つがあり、カード会社の多くはこれらのうち「CIC」に加盟しています。カード会社はクレジットカードの申し込みがあると、「CIC」に登録されている信用情報をもとに審査を行い、申込者にクレジットカードを発行しても問題はないかを判断しているのです。
もしクレジットカードの支払いに遅れると、信用情報として支払いに遅れてしまったという事実も登録されます。つまり、次回クレジットカードに申し込んだ場合に、少なからず審査に影響を与える場合があります。
③法的措置により財産が強制的に差し押さえられる
クレジットカードの支払いがずっと遅れたまま放置していると、債権回収会社から差し押さえ請求が来ることもあります。
どうしても手元にお金がないから支払えないといって高を括っていても、ここまで来れば裁判所の許可により給与や預金も差し押さえ対象となってしまいます。ちなみに給与は手取りの4分の1(一部例外あり)まで、預金は金額制限がないので全額差し押さえられる可能性があります。
差し押さえが行われると、財産だけではなく社会的な信用を失ってしまうリスクも高まるので注意が必要です。
クレジットカードの支払いが遅れてしまった場合の流れ
クレジットカードの支払いが遅れてしまった場合の流れは、以下のとおりです。
①カード会社から電話がかかってくる
②督促状や催告書が送られてくる
③カードが強制解約される
④裁判所から支払い督促の通知が届く
⑤給与を差し押さえられる
それぞれについて、詳しく説明します。
①カード会社から電話がかかってくる
カード会社が支払いの遅れを確認すると、利用者に確認の電話がかかってきます。うっかり引き落とし日を忘れていて口座に入金するのを忘れていただけなら、この段階で申し出て支払方法を聞き、速やかに支払えばOKです。
②督促状や催告書が送られてくる
カード会社からかかってきた電話を無視し続けていると、督促状や催告書が郵便で送られていきます。どちらも「支払いが遅れているので、早く支払ってください」というニュアンスの書類ですが、催告書の方が比較的重いのでより注意が必要です。
クレジットカードの支払いが遅れてしまった場合の対処法
クレジットカードの支払いが遅れてしまったことに気付いたら、できるだけ早くカード会社に問い合わせましょう。その際、支払い期日や支払方法を伝えられます。
支払い方法は、再引き落としや指定された銀行口座への振り込み、コンビニ払いなどカード会社によってさまざまなので、カード会社の指示を聞き逃すことのないようにしましょう。
セゾンのクレジットカードで支払いができていなかった場合
セゾンでは、クレジットカードの支払い遅れがあった際に再引き落としを行ってはいないため、銀行振込・コンビニ払いのいずれかの方法で入金する必要があります。
それぞれの支払い方法について、以下で説明します。
銀行振込で支払う
銀行振込の場合は、セゾンが指定する口座への振込で支払いを行います。
振込先の口座はセゾンから発送される「お支払いのご案内」のはがきで確認可能です。ご案内のはがきは、お引き落としができなかった時に自動的に発送されます。原則、引き落とし日の1週間~10日程度で届きます。
振込先の口座はカード会員様によって異なるので、「お支払いのご案内」に記載されている口座をご確認ください。
なお、引き落とし日の翌日から入金日までの期間に発生した遅延損害金については、次月以降の請求金額に合算する形で支払うことになります。
遅延損害金の金額は、次月以降送られてくる利用明細書にて確認が可能です。
コンビニで支払う
セゾンから送られてくる「お支払いのご案内」のはがきにコンビニエンスストア振込依頼書が付いている場合、コンビニで支払うことも可能です。
なお、コンビニエンスストア振込依頼書による支払いの場合、支払い金額に応じて別途手数料が必要な点には注意しておく必要があります。
「お支払いのご案内」にはコンビニエンスストア振込依頼書が付いていないこともあり、その場合は銀行振込での支払いとなります。
セゾンのクレジットカードは支出管理がしっかりできる
セゾンのクレジットカードでは、利用金額をインターネット(Netアンサー)やアプリ(セゾンPortal)で気軽に確認できるので、カードの使いすぎを防ぎやすいです。
万が一残高不足などで支払いに遅れてしまいそうな場合は、1回払い・2回払い・ボーナス一括払いで支払ったものについては、原則あとからリボ払いに変更することが可能です。
リボ払いは毎月の支払い金額が一定になる支払い方法ですが、余裕がある月には増額したり一括で支払ったりすることもできるので、自分なりに支払いをコントロールしてリボ手数料を抑えることもできます。
リボ払いへの変更も、Netアンサーや電話(パーソナルアンサー)、セゾンカウンター、インフォメーションセンター(電話)から簡単に行えます。変更方法や期日は、リボ払いへの変更を希望する請求金額が確定なのか未確定なのかによって異なるので、詳しくはこちらのページをご確認ください。
利用通知サービスがついているセゾンパール・アメリカン・エキスプレス(R)・カード Digital
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalなら、「いつ・いくら決済したか」をカード決済のたびにほぼリアルタイムでスマートフォンにプッシュ通知する「利用通知サービス」があります。セゾンPortalから通信のON/OFFの設定が行えるので、適宜利用できます。
クレジットカードは、現金とはちがってお金を使っている感覚が薄いという懸念点がありますが、決済するたびに通知があればお金を使っていることを意識しやすくなります。使いすぎを防止することで支払金額が思っていたよりも多かった、などの問題を解消できるため、残高不足による支払いの遅れも防ぎやすいでしょう。
また、セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalはデジタルカードなので、物理的なカードがなくてもカード決済が行えます。そのためカード発行までの時間も短く、お申し込み開始から最短5分で発行が可能です。
申込後すぐにセゾンPortal上にカードが発行され、ショッピング・キャッシングが利用できるので、オンラインショッピングや電子マネー決済などでクレジットカードがすぐに必要な場合にぴったりです。
電子マネー決済では、QUICPayの利用で還元率が最大2%(※)となりますので、ちょっとしたお買物や飲食で利用すれば、お得にポイントを貯めることができます。
申込条件は、18歳以上のご連絡可能な方なので、大学生や専門学生の方も申し込むことができます。
セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード Digitalを申し込むと、後日、カード番号・有効期限の記載のないナンバーレスカードが届きます。こちらは物理的なもので、IC付のクレジットカードとして利用可能です。カード番号はセゾンPortalで確認できるので、必要な際は参照してください。
年会費は初年度無料で2年目以降は1,100円(税込)と、非常にお手頃です。前年に1回でも利用があれば翌年も無料で利用できます。
(※)1ポイント最大5円相当のアイテムと交換した場合となります。
(※)適用には、諸条件があります。詳細はカードお申込みページをご確認ください。
まとめ
クレジットカードの支払いが遅れると、遅延損害金の発生、信用情報機関への登録、督促状が送られてくるなどといったリスクがあります。
セゾンのカードで支払いが遅れてしまった場合は、銀行振込・コンビニ払いのいずれかの方法で、できるだけ速やかに支払うことを心がけましょう。